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2017年02月10日

平成28年度 映画上映会・講演会
                      第5回「人・社・祭―文化風土の記録」ご案内

今年度、5回目となる國學院大學での共催映画上映会・講演会を開催いたします。
今回は「諏訪の御柱祭」をテーマに、映像上映と講演「諏訪信仰と小宮の御柱祭」を行います。
諏訪の御柱祭についてじっくり学ぶことができる好機ですので、ぜひご参加くださいませ。

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第5回映画上映会・講演会のご案内をダウンロード


日 時: 2月18日(土)14:00 開演(開場13:30)―16:00
会 場: 國學院大學 渋谷キャンパス 5号館3階5301教室
入 場:参加無料 定員150名(申込不要)

國學院大學渋谷キャンパス アクセスマップ⇒
http://www.kokugakuin.ac.jp/guide/access_shibuya.html

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第5回 プログラム
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テーマ  「諏訪の御柱祭」
          司会  茂木 栄 氏(國學院大學・教授)
上映映像:「諏訪の信仰と関連映像」 長野県下諏訪町教育委員会
講   演:「諏訪信仰と小宮の御柱祭」
           講師  島田 潔 氏(國學院大學・講師) 

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2017年02月03日

当財団では、伝統工芸技術、伝統芸能、民俗芸能及び行事など、
日本の無形の文化財の記録や研究、保存・伝承活動において、
有効な成果が期待できる事業に対し、補助的な助成を行っています。

「平成29年度の助成事業」申請の受付を開始しました。
申請受付期間は平成29年3月31日までです。
助成事業申請要領についての詳細は下記URLよりご覧下さい。

◆当財団HP内【助成事業申請要領】
http://www.polaculture.or.jp/promotion/jyoseiapply.html


2017年02月22日

今年度5回目となる國學院大學との共催講演会が、2月18日(土)14時から16時半頃まで、
國學院大學渋谷キャンパスにて開催されました。昨年、平成28年は諏訪の御柱祭の開催年
だったということで、今回はその「諏訪の御柱祭」をテーマに取り上げました。

最初の講演では、司会の茂木 栄先生より「諏訪大社の祭り」についてご説明いただきました。
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諏訪大社(すわたいしゃ)は、長野県諏訪湖周辺に上社(前宮、本宮)と下社(春宮、秋宮)の
4箇所の境内地をもつ神社で、全国各地にある諏訪神社の総本社です。ご祭神である諏訪明
神は、古くは風・水の守護神で五穀豊穣を祈る神、そして狩猟の神、武勇の神として知られて
います。武家社会にて広く人々の信仰を集め、諏訪地域から全国へと信仰の範囲が広がりま
した。諏訪大社には御頭祭(おんとうさい)や遷座祭(せんざさい)などの恒例神事があります
が、実は諏訪大社の神事には南方的要素があると指摘されており、諏訪信仰は諏訪地域だ
けでなく広く九州まで含めて考えるべきとのことでした。

続いて、映像「諏訪の信仰と関連映像」(長野県下諏訪町教育委員会)を上映し、その後で
薗田 稔先生(秩父神社宮司、京都大学名誉教授)に解説をしていただきました。

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諏訪大社の最大行事である御柱祭(おんばしらまつり)は、7年毎の寅と申の年に行われる神
事で、宝殿の建替と、宝殿の四隅に建てる「御柱(おんばしら)」と呼ばれる樹齢200年程のモミ
の巨木を選び、山から境内まで曳いてくる一連の行事を指します。
講演参加者は、映像を通じて、荒ぶる山の神を里に降ろし、里を守る温和な神へと変身させる
祭りの全行程を追体験し、荒々しい祭りと祭りにかける人々の熱気を感じることができました。
そして、薗田先生の解説では、なぜ諏訪の人々はあれほどまでに荒々しく危険な御柱祭を行う
のかという疑問に対し、日本の祭りが地元の風土や神話に基づくものであり、諏訪の場合は人
々を取り巻く諏訪盆地の風土と、自然や木を霊的なものとして信仰する文化があることを教えて
いただきました。

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平成28年度の共催講演会は今回で最後となりました。沢山の方のご来場、どうもありがとうござ
いました。次年度の開催日につきましては、詳細が決まり次第、改めてお知らせいたします。
申し込み不要で参加無料ですので、引き続きのご来場をお待ちしております。

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