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2016年10月28日

第36回伝統文化ポーラ賞贈呈式 開催報告

平成28年10月26日(水)、第36回伝統文化ポーラ賞贈呈式をANAインターコンチネンタルホテル東京
にて執り行いました。
伝統文化ポーラ賞は、日本の貴重な伝統文化の継承に尽力され、優れた功績を挙げられた方のさら
なる発展を奨励するもので、本年は優秀賞2件、奨励賞1件、地域賞5件の合計8件を顕彰しました。
会場には350名に及ぶ文化関係者、報道関係者が集まり、受賞者の功績を讃えました。 

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満席となった贈呈式会場

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受賞者のみなさま

第1部の贈呈式では、弊財団小西尚子理事長の主催者挨拶、三隅治雄選考委員長による選考経過
報告、宮田亮平文化庁長官の来賓祝辞に続いて、受賞者ごとの紹介映像上映と賞の贈呈、受賞者
代表の神谷紀雄さんによる受賞者挨拶が行われました。

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宮田文化庁長官の来賓祝辞

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小西理事長より賞贈呈

式典の幕間には会場隣接の工芸部門受賞者の作品展示コーナーが賑わい、素晴らしい作品の
数々を前に受賞者と来場者の意見交換が進みました。

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賑わう展示コーナー

第2部の受賞記念の催しでは、芸能部門受賞者から各分野の卓越した芸を披露していただきました。
地域賞の木村陽子さんによる金沢素囃子「操三番叟(あやつりさんばそう)」に始まり、奨励賞の
井上安寿子さんによる地歌「八島」、地域賞の中江岩戸神楽保存会による神楽映像紹介と解説、
最後に優秀賞を受賞された砂崎知子さんによる箏曲ヴィバルディ四季より「春」と続き、会場全体を
魅了しました。

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木村さんによる「操三番叟」

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井上さんによる地歌「八島」

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中江岩戸神楽保存会による解説

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砂崎さんによるヴィバルディ四季「春」

贈呈式後の懇親会も大勢の方にご参加いただき、各受賞者ご挨拶のほか、贈呈式後の和やかな
雰囲気の中で歓談が進み、盛会のうちに本年度の贈呈式を終えることができました。

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懇親会での受賞者挨拶 

ポーラ伝統文化振興財団では、引き続き日本の伝統文化の保存・振興活動に注力してまいります。


※ 本年度受賞者の詳細はこちら
※ 伝統文化ポーラ賞についてはこちら
※ これまでの伝統文化ポーラ賞受賞者の紹介はこちら

2016年10月28日

【決定】平成28年度 ポーラ伝統文化振興財団 助成先決定

 当財団では伝統工芸技術、伝統芸能、民俗芸能及び行事など、
日本の無形の伝統文化財の記録や研究、保存・伝承活動において、
有効な成果が期待できる事業に対し補助的な援助を行っております。
平成28年度の助成先が下記の通り、5件決定致しました。

1. 博多織の後継者育成教育施設移設改修事業
 (福岡県福岡市 特定非営利活動法人 博多織技能開発養成学校)

2. 義太夫節 伝承を失った曲の復元研究とその展開
 (京都府京都市 山田 智恵子)

3. 平家語り研究会
  (東京都文京区 当道音楽保存会) 
 
4. 国指定重要無形文化財義太夫節保持者 鶴澤友路の至高の芸の映像記録作成
  (兵庫県南あわじ市 亀岡浄曲会)
 
5. 子供歌舞伎稽古場の撤去に伴う新稽古場設置事業
  (滋賀県米原市 米原曳山まつり松翁山組)
 
 事業内容についてはこちら↓
 http://www.polaculture.or.jp/promotion/jyoseipast.html

 日本には先人が残したすばらしい文化遺産が数多くあります。
日本人の英知と感性から生れた世界に誇る伝統文化は、一度失ったら
再び取り戻すことが困難なもので、大切に受け継がれていかなければなりません。
当財団は、助成を通じてささやかながら貢献させて頂ければと思っております。

 過去の助成先はこちら↓
 http://www.polaculture.or.jp/promotion/jyoseipast.html

2016年10月03日

【お知らせ】「源氏物語展~雅のDNA~」に山本茜さん作品展示

■「源氏物語展~雅のDNA~」(高知県)
本展では、和歌を中心に、源氏物語各帖の魅力が和書などの貴重書を交えて紹介されるほか、
源氏物語からインスピレーションを受けて新たに生み出された作品として、山本茜さんの
截金ガラス「源氏物語」シリーズが展示されます。

会期: 2016年10月1日~2017年1月9日(12月27日~元日休館)
    午前9時~午後5時
会場: 高知県立文学館(高知市丸ノ内1-1-20)
入場料: 500円 
http://kochi-bunkazaidan.or.jp/~bungaku/

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山本茜さんは截金(きりかね)をガラスの中に閉じ込めた截金ガラスの開拓者として
活躍されています。「源氏物語」シリーズは山本さんのライフワークであり、山本さん
は物語の舞台と同じ京都の工房で、登場人物の心情や背景に思いをはせながら、
源氏物語各帖の印象的な場面を截金ガラスに表現されています。

※山本茜さんは、第35回伝統文化ポーラ賞奨励賞受賞者(平成27年)です。
http://www.polaculture.or.jp/promotion/thickbox/parson_data35_03.html?sc=_map

※山本茜さんのホームページ http://akane-glass.com/


2016年10月11日

 《共催イベント・レポ》 10/8 講演会「人・社・祭 ― 文化風土の記録」第3回 開催レポート

今年度3回目となる國學院大學との共催講演会が、10月8日(土)14時から16時頃まで、
國學院大學渋谷キャンパスにて開催されました。
今回のテーマは「鎮守の森・自然エネルギープロジェクト」ということで、まず小池哲司氏
(千葉エコ・エネルギー株式会社マネージャー・鎮守の森コミュニティ研究所研究員)から
お話をいただき、その後NPO法人社叢学会制作の映画「森を作る話」を上映しました。

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小池氏の講演「「エネルギー」と「地域」をつなぐ鎮守の森」では、「鎮守の森」と「自然エネ
ルギー」を結びつけるものはあるかという切り口から議論が展開し、特に小水力発電に着
目して、神社が地域での水利用の合意形成の中核としてエネルギー事業を行い、そこで
得た利益を地域に還元するという新しい事業モデルが提案されました。
小池氏の提案に対し、来場者は様々な意見をお持ちになったようで、鎮守の森は神様の
ものなので、エネルギー事業の実施には神様のためになるものという説明が必要だといっ
た意見や、新たな視点に驚いたり賛同する声などが寄せられました。

続く、映画上映「森を作る話」は、愛・地球博で上映された17分ほどの作品を鑑賞しました。
作中では広島の爆心地で焼かれた鎮守の森を再生する話や、北海道のえりも町での緑化
事業、気仙沼の漁民による山への植樹活動などが紹介され、戦後の日本での多様な森作
りの事例から、失った森を再生することの大変さ、森の大切さを学びました。

次回は、12月10日(土)14時から、國學院大學渋谷キャンパスにて、
テーマは「鎮守の森の移転計画と県境保全」を予定しています。
上映作品など詳細が決まり次第、またお知らせいたします。
申し込み不要で参加無料ですので、より多くの方のご来場をお待ちしており ます。


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