2012年07月31日
╋━◇ 第24回すかがわ国際短編映画祭 開催のご案内 ━◇━━━━━━━━━━━━━╋
「広く映像文化に対する理解を深めるとともに、地方文化の振興と国際文化交流を推進する」事を
目的に平成元年にスタートしたすかがわ国際短編映画祭が今年も9月1日~2日の2日間
須賀川市文化センターで開催されます。
当財団の最新作記録映画、「加賀象嵌ー中川衛 美の世界」も上映されます。
是非ご覧ください。
◆開催日 2012年9月1日(土),2日(日)
◆会場 須賀川市文化センター
◆入場料 (前売り券)1日券 大人 600円、2日券 大人 1,000円
(当日券) 1日券 大人 800円
※いずれも予定。ただし高校生以下は無料。
◆上映作品、アクセスなどの詳細は すかがわ国際短編映画祭HP
◆問い合わせ先
「すかがわ国際短編映画祭実行委員会事務局」
電話番号 0248-88-9172
チラシPDFはこちら 24sukagawaをダウンロード
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ポーラ伝統文化振興財団企画制作
『加賀象嵌 中川衛 美の世界 -新たな伝統を創る- 』
(2011年製作/㈱毎日映画社/監督:黒崎洋一/カラー39分)
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◎優秀映像教材選奨 最優秀賞・文部科学大臣賞受賞
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2011/08/eiga-jushounews.html
◎映文連アワード2011 ソーシャルコミュニケーション部門 優秀賞を受賞
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2011/10/eibunrenaward2011-jushou.html
◎個人、団体への映画(DVD,VHS,16mm)の無料貸出もぜひご利用下さい。
http://www.polaculture.or.jp/movie/list.html
【三jome】
2012年07月25日
◇*◆*◇*◆*◇ 「DOLL EXPO 2012 大 人形博」 開催のお知らせ ◆*◇*◆*◇*◆*
世界中の古今東西の人形を集めた人形の総合博覧会が8月4日(土)より
東京、グランドプリンスホテル新高輪で開催されます。
人類の歴史の古くから人々の絆の象徴であった人形は、
現代では共に生活する大切な玩具や友人である一方で、
造形芸術の一分野として年齢・性別を超えて多くの人々を魅了しています。
本展は、こうした限りない魅力と可能性を秘めた人形の全てを体験できるイベントです。
当財団の記録映画ライブラリー「人形作家秋山信子-心やすらぐ人形を」のDVDが、
本会場で上映されます。
ご来場の際は、ぜひご鑑賞ください!
◎期間:2012 年8 月4 日(土)~27 日(月)
◎開館時間:午前10 時~午後5 時
◎場所:グランドプリンスホテル新高輪 大宴会場 飛天
◎主催:読売新聞社、東映、グランドプリンスホテル新高輪、ぴあ
◎料金・アクセス、その他詳細はDOLL EXPO 2012のホームページまで
◎お問い合わせ:03-5777-8600
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ポーラ伝統文化振興財団 ゆかりの方々
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この博覧会では作品展示、ステージイベント、ワークショップが行われます。
ポーラ伝統文化振興財団の縁の方々が多数参加されます。
◆伝統文化記録映画の上映
◎秋山信子さん
1996年重要無形文化財「衣装人形」保持者、いわゆる人間国宝と呼ばれる方です。
当財団では、秋山さんの記録映画を2001年に企画制作しています。
本博覧会でもモニターにて上映します。
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『人形作家 秋山信子-心やすらぐ人形を-』
2001年製作/監督:村山正実(カラー38分)
文化庁優秀映画賞、優秀映画鑑賞会特別推薦
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◆顕彰事業
わが国の貴重な伝統文化に貢献され、今後も活躍が期待できる個人または団体に対し、
更なる活躍と業績の向上を奨励することを目的とし、顕彰しています。
伝統文化ポーラ賞受賞者であります、3人の皆さまの作品も展示されています。
◎九代玉屋庄兵衛さん
2003年 第23回 伝統文化ポーラ賞 地域賞 受賞 「からくり人形の制作・伝承」
*本博覧会では実演されるそうです!
◎前田金彌さん
2006年 第26回 伝統文化ポーラ賞 優秀賞 「桐塑人形の制作・伝承」
◎中村 信喬さん
2011年 第31回伝統文化ポーラ賞 優秀賞 「博多人形の制作・伝承」
2012年07月24日
o○*.。+o●*.。伝統文化シネマ 鑑賞会 開催のお知らせ +o●*+.。o○*.。
当財団では名古屋市で(財)名古屋市文化振興事業団との共催で当財団制作の
記録映画を定例にて上映しておりますが8月17日に東文化小劇場にて上映会を
開催いたします。是非お越し下さい。
○日 時: 平成24年8月17日(金)14:00上映(13:45開場)
○会 場: 東文化小劇場 TEL 052-719-0430
○料 金: 無料(当日先着順・定員349名・全自由席)
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
○詳細、アクセスは東文化小劇場HPへ
http://www.bunka758.or.jp/scd14_top.html#higashi-120817l
○上 映 作 品
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◆彩なす首里の織物-宮平初子
(2003年、㈱桜映画社製作、監督:村山正実、カラー40分)
優秀映像教材選奨最優秀作品賞
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宮平初子は戦後、沖縄の染織技術を復興してきた。今作品では1本の糸作りから始め、
1枚の布が織り出されるまでの、繊細で緻密な工程を紹介する。
首里織には、長い歴史の中で引き継がれてきた、確固とした伝統的な織法があり、
その組み合わせによって様々なヴァリエーションがある。
さらに、現代的とも感じられるような、多彩な糸で織りなされる個性的なデザイン。
首里の織物の奥深さ、豊かさ、そして今後の発展の可能性を感じる映画である。
◇当財団収蔵作品 宮平初子
【絹紺地三玉手縞沖縄衣裳 】
【絹黄地花織花菱紋訪問着】
http://www.polaculture.or.jp/gallery/gallery.html#tab02Cont
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◆重要無形文化財 輪島塗に生きる
1990年㈱桜映画社製作/監督:村山和雄(カラー34分)
日本紹介映画コンクール金賞、教育映画祭文部大臣賞
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しんと静まり返った塗師の上塗部屋に、ひたすらに運ぶ刷毛のすべりが、
耳をすますとかすかに聞こえる。それは、職人と漆との静かではあるが壮烈な戦いである。
輪島塗を取り上げた映像作品は多いが、本映画は輪島塗の技術を後世に伝えるための
技術記録として作成された輪島塗の完全な記録である。
個人、団体への映画(DVD,VHS,16mm)の無料貸出もぜひご利用下さい。
(無料でのお貸出しには規定がございます)
http://www.polaculture.or.jp/movie/list.html
2012年07月26日
【和をつなぐメッセージ】第2回 鶴澤藤蔵さん(人形浄瑠璃文楽座・三味線)
伝統文化を未来へつなぐお仕事をなさっている方々は、
どのようなことを考えていらっしゃるのでしょうか。
これからの伝統文化を担うため、さまざまな分野で
ご活躍の方々に、等身大のご意見を伺うFive Questions。
和をつなぐメッセージを季刊でみなさまへお届けします。
第2回は、人形浄瑠璃文楽座・三味線 鶴澤藤蔵さんからの
和をつなぐメッセージをお届けします。
<プロフィール>
鶴澤藤蔵 Tsuruzawa Touzou (人形浄瑠璃文楽座・三味線)
重要無形文化財人形浄瑠璃文楽(総合認定)保持者
1965年 大阪生まれ。曽祖父は七世竹本源大夫。祖父は鶴澤藤蔵。
父は文楽の切場を務める人間国宝九代目竹本源大夫。
1976年 十代竹澤弥七に入門。五代目名鶴澤清二郎を名乗る。
後に鶴澤清治門下となる。
1983年 朝日座で初舞台。
1996年 父・九代目竹本綱大夫襲名時より切場の三味線を務める。
2011年 二代目鶴澤藤蔵襲名
[受賞歴等]
2006年 国立劇場文楽賞文楽優秀賞
2011年 伝統文化ポーラ賞奨励賞
2012年 日本芸術院賞 他受賞多数
◎写真 2012年5月 『艶容女舞衣』酒屋の段
撮影 小川知子
鶴澤藤蔵さんへのFive Questions
①最近のお仕事で印象に残っていること。
昨年4月5月、二代目鶴澤藤蔵襲名披露公演で『源平布引滝』九郎助住家の段という
大曲を務めさせて頂きました。祖父鶴澤藤蔵のレコードを繰り返し聴き近づこうと
しましたが思うようにはいきませんでした。
今後も、精進していきたいと思っております。
◎写真 2011年5月襲名披露『源平布引滝』
竹本源大夫・鶴澤藤蔵
撮影 小川知子
また、『木下蔭狭間合戦』竹中砦の段壬生村の段の復曲演奏をさせて頂きました。
これにつきましては将来的に文楽公演にかけられるよう残りの復曲にも心を置いて
おります。このような活動と文楽切場を長年務めたことが評価され、本年日本芸術院賞を
受賞させていただきました。
◎写真 日本芸術院賞授賞式にて
②この道を歩もうと決心したのは、何歳のとき、どのようなきっかけでしたか。
11歳。父に太夫か三味線弾きになるかと言われ子供でしたが色々考えました。
三味線弾きでした祖父のレコードを聴き、その音色の深み艶やかさに憧れ
この道に進もうと決めました。
③座右の銘は。
「意味のない撥は一撥もない」
これも11歳の時入門した十世竹澤弥七師匠の言葉です。ただ三味線という楽器を弾く
のではなく、浄瑠璃の中身を弾けということだと思っております。
④伝統文化を未来につなぐために、いま、どのようなことをなさっていますか。
現在では古典は難しい理解しにくいと敬遠される方が少なからずおられます。
後継者を育てることも勿論大事なことですが、より多くのお客様に理解していただく事も
大切なことと考えております。公演の前に演目説明会をしたり、楽屋案内をして興味を
もってもらえるよう努めております。
⑤和をつなぐメッセージリレー
伝統文化の様々な分野の方が「つなぐ」をキーワードに、リレー形式で質問をつないで
いきます。
☆第ニ回は、前回掲載の築城則子さん(染織家)から鶴澤藤蔵さんへのご質問。
私はデザインをする時に音色を大切な要素と感じて制作しています。縞ばかり織って
いますので、時には縞の線が弦に見えてきます。
浄瑠璃は日本の古典芸能の中でも人は介在しないだけに、音が大切と感じます。
特に大好きな近松の心中ものなどを演じる時の音色、緩急、など他の演目とは違うという
部分はありますか?
☆鶴澤藤蔵さんからのご回答。
近松の心中物といえば『曽根崎心中』が知られていますが、その中ノ巻 天満屋の段の
三味線の弾き出しは遊廓で真の恋に苦しむ遊女の心情をあらわしていて音色にも色気が
必要です。
また、廓を抜け出し心中にむかう段切ではお初・徳兵衛の切羽詰まった心情を表現する
ため特別な緩急が求められます。
『曽根崎心中』は昭和期の復曲ですが叙情的な曲調で三味線弾きとしては務めがいが
あります。