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2016年07月29日

【お知らせ】滋賀県「長浜曳山まつり」を機関誌「伝統と文化」40号で特集

ポーラ伝統文化振興財団では、普及事業の一環として機関誌「伝統と文化」を発行しています。今回40号を迎える本誌では、滋賀県長浜市「長浜曳山まつり」について特集を組むことになりました。
長浜八幡宮の春の例祭であるこのお祭りは、豊臣秀吉が男の子が誕生したことを祝って町衆に金を振るまい、その金で町衆が12基の曳山を造り、祭礼に曳き回したことに由来をもちます。
豪華絢爛、技術の粋のもと造られた曳山の舞台で毎年、6歳~12歳くらいまでの男の子による子供歌舞伎が演じられます。
子供たちが、どのようにして曳山舞台にたつ日を迎えているのか、その稽古の日々や、曳山舞台を通してどのように成長していくのか、現在、取材中です。
また、この曳山まつりが地域と共にどのように歩んできたのか、長浜市曳山博物館の中島館長様にもお話を伺っています。

長浜市曳山博物館企画展

 取材先の長浜市曳山博物館で現在行われている企画展

 

「長浜曳山まつり」を含む、国指定重要無形文化財の「山・鉾・屋台行事」(33件)が、ユネスコ無形文化遺産登録へ向けて、申請中です。

本特集掲載の機関誌「伝統と文化」は、来春1月末に発行予定です。

お楽しみになさってください。


2016年07月11日

《共催イベント・レポ》 7/9 講演会「人・社・祭 ― 文化風土の記録」第2回 開催レポート

 今年度2回目となる國學院大學との共催講演会が、7月9日(土)14時から16時頃まで、
國學院大學渋谷キャンパスにて開催されました。今回は雨日にも関わらず、120名もの方々
にご参加いただきました。今回のテーマは「熊野那智の信仰文化」。熊野信仰の拠点として
知られる熊野三山の1つ、熊野那智大社(和歌山県)の信仰文化について、映画鑑賞と
講演を通じて学んでいただきました。

 はじめに、当財団の記録映画「炎が舞う-那智の火祭り」を上映し、熊野那智大社に
おいて伝承されてきた例大祭について、その由来や、扇神輿作りや田楽の練習といった
準備段階、雄大な自然の中で繰り広げられる祭り当日の全行程までを把握していただき
ました。
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 続く講演は、石倉孝祐氏(北区飛鳥山博物館・学芸員)から、ぐっと学術的な見地で
「熊野那智参詣曼荼羅の宗教的世界観」に関するお話をいただきました。熊野那智参
詣曼荼羅(くまのなちさんけいまんだら)は、熊野那智への参詣を勧める宗教絵画で、
その成立背景には熊野那智の寺社建て替え資金の調達という目的があったそうです。
那智参詣曼荼羅の特徴として、様々な身分の人が1つの絵に描かれていること、豊穣
と死そして再生の様子が描かれていることが挙げられ、絵解きを通じてその教えが全
国に広められていたそうです。
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 熊野那智の信仰を広めるものとして熊野那智参詣曼荼羅が存在し、その信仰が現
在まで続いた結果として私達が毎年7月14日に目にする那智の火祭りがあります。
講演に参加された方も、そうでない方も、もしよろしければ今年の那智の火祭りに参加
し、実際に現代に息づく熊野信仰を体感なさってください。
※ 熊野那智大社公式ページ「那智の扇祭りのご案内」はこちら
http://www.kumanonachitaisha.or.jp/

 次回は、10月8日(土)14時から、國學院大學渋谷キャンパスにて、テーマは「鎮守の
森①エネルギー」を予定しています。上映作品など詳細が決まり次第、またお知らせい
たします。申し込み不要で参加無料ですので、より多くの方のご来場をお待ちしており
ます。また、上映の記録映画をご覧になりたい方がおられましたら、当財団では個人・
団体を問わず全ての方に、映画(DVD, VHS, 16mm)の無料貸出を行っていますので、
こちらもぜひご利用ください。

※ 記録映画無料貸出のご案内はこちら
http://www.polaculture.or.jp/movie/rental.html
※ 記録映画「炎が舞う-那智の火祭り」のご紹介はこちら
http://www.polaculture.or.jp/movie/thickbox/tab03_015.html?sc=_map


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