2013年03月26日
【個展ご案内】築城則子染織展 縞-無限なる宙-
(ついきのりこ・しま-むげんなるそら-)
小倉織や小倉縮を現代に甦らせ、そこに独自の創意を加えた
「小倉縞」を織り出す染織家・築城則子さん。
研ぎ澄まされた感性と多彩な色で独創的な「小倉縞」の世界を
発表し続けています。
近くの里山の豊かな自然の恵みを受けた植物で染めた透明感と
深みのある糸を巧みに組み合わせ、立体感のある縞を生み出しています。
和光での個展は3回目となる築城則子さんの洗練された「小倉縞」
の世界を、ぜひご高覧ください。
◎写真左:夜の帷Ⅱ/写真右:有明2012
・築城則子染織展 縞-無限なる宙-
・会期:平成25年4月5日(金)~14日(日)
・会場:本館6階 和光ホール(東京都中央区銀座4丁目5-11)
・時間:10:30~19:00(最終日は17:00まで)
※会期中の4月10日(水)14:00から、会場にて築城則子さんのギャラリートークが
予定されています。
※築城則子さんは、第25回伝統文化ポーラ賞優秀賞受賞者(平成17年)です。
2013年03月15日
o○*.。+o●*.。伝統文化シネマ 鑑賞会 開催のお知らせ +o●*+.。o○*.。
当財団では名古屋市で(財)名古屋市文化振興事業団との共催で当財団制作の
記録映画を定例にて上映しておりますが下記の通り上映会を開催いたします。
是非お越し下さい。
★日 時: 平成25年4月25日(木)14:00上映(13:45開場)
★会 場: 守山文化小劇場 TEL 052-796-1821
★料 金: 無料(当日先着順・定員400名・全自由席)
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
★詳細、アクセス
http://www.bunka758.or.jp/scd11_top.html
★上 映 作 品
◎『ふるさとからくり風土記-八女福島の燈籠人形』
1987年製作/監督:松川八洲雄(カラー31分)
文部省選定、芸術作品賞、優秀映画鑑賞会推薦 他
◎『世阿弥の能』
1981年製作/監督:村山正実(カラー49分)
教育映画祭・最優秀作品賞、文部大臣賞
作品紹介はこちら
http://www.polaculture.or.jp/movie/list.html
個人、団体への映画(DVD,VHS,16mm)の無料貸出もぜひご利用下さい。
(無料でのお貸出しには規定がございます)
http://www.polaculture.or.jp/movie/list.html
2013年03月13日
3月2日(土)にポーラ伝統文化振興財団、國學院大學との共催で
「東日本大震災から考える民俗芸能」イベントを開催しました。
そのイベント記事が東日本大震災からまる2年を迎えた
3月11日、読売新聞夕刊に掲載されました。
◎読売新聞記事 よみうりオンライン
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/stage/trad/20130311-OYT8T00792.htm
◎イベント案内
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2013/02/0302kokugakuin.html
◎イベント内容のレポート
http://polaculture.weblogs.jp/blog/2013/03/20130302-kokugakuin-report.html
今回は十数年前に記録した伝統芸能の映像をご提供し、伝統文化の普及活動をさせて頂きましたが、
今後も当財団では顕彰や助成などを通して、地域の皆さまにご支援していけるよう、活動を続けてまいります。
【三JOME】
2013年03月13日
共催 公益財団法人ポーラ伝統文化振興財団 國學院大學 NPO法人社叢学会
講演・上映会・シンポジウム 『東日本大震災から考える』
****** 当日レポート ******
3月2日(土)にポーラ伝統文化振興財団、國學院大學との共催で
「東日本大震災から考える民俗芸能」イベントを開催しました。
当日は風の強い、少し寒い日でしたが、100人を超える方々に
お越しいただきました。ありがとうございました。
イベントは午前の第一部、午後の第二部という構成で行われました。
☆第一部
司会・進行は茂木栄先生(國學院大學教授・社叢学会理事)が進めます。
はじめに、
横山実先生(國學院大學 教授)、
佐野文比古理事長(ポーラ伝統文化振興財団)
薗田稔先生 (二部司会、/ NPO法人社叢学会副理事/秩父神社宮司)
と、ご挨拶させて頂きました。
◎上映1作品目
当財団制作の記録映画、「みちのくの鬼たち-鬼剣舞の里」(36分)です。
設立より伝統文化の記録映画を制作しており、これまで47作品を数えます。
その中から今回、1996年に制作した岩手県北上川流域に伝わる「鬼剣舞」
(1993年国の重要無形民俗文化財に指定)といわれる伝統芸能の映画を上映しました。
◎講演「大震災東日本、三陸地方の祭・芸能復興の軌跡」
「3.11東日本大震災~民俗芸能の応え」を撮影をされ、今も撮影し続けている
阿部武司さん(東北文化財映像研究所所長)に講演して頂きました。
◎上映2作品目
東北文化財映像研究所制作の「3.11東日本大震災~民俗芸能の応え」
東日本大震災の被災地域の-祭礼、行事-民俗芸能を支えている人々の
様子とその軌跡の映像を上映しました。
☆第二部 シンポジウム 「災害と社叢文化」
第二部の司会は薗田 稔先生(秩父神社宮司)です。
4名の方々に報告者いただきました。
1、重要社叢現況調査
前迫ゆり(大阪産業大学教授)
2、アンケート調査
神社および神社林が震災時に果たした役割に関する調査
糸谷正俊(社叢学会理事)
3、三陸山田祭の復興
茂木栄(國學院大學教授・社叢学会理事)
4、「しなやかな」国土づくりにむけて
森本幸裕(社叢学会理事)
後半はパネルデイスカッション
コーディネータは薗田 稔先生で、上記4名の方々が登壇しました。
☆イベントを終えて
岩手県沿岸部には神楽、獅子踊り、剣舞を行う数百団体が活動しています。
阿部さんが講演の中で、
「神社のある鎮守の森は高台にあり、沢山の人々を救いました。
しかし、何百もの神社の復興は、復興予算には計画されていないので手つかずです。
何もなくなってしまった中で人々は、その土地で毎年の願いを込めて踊り、唄った
民俗芸能が自分の中に残っていることを思い出しました。
人々は自然と唄い、踊りだしました。」
やがてそれは、鎮魂の儀式となって復活していったのだそうです。
また、
「何より一番大事なのは、彼らが民俗芸能をやれる環境をどう作れるか、ということである。
震災から2年が経って風化している。
現地の人は風化していないのですが、だんだん忘れ去られる。でも、被災地域は全然変わらない。
我々がどうやって被災した方々と共有した状況を作っていくかということは難しいことだと思います。」
当財団では今回、このイベントを通して、来て下さった方々とともに
「東日本大震災を民俗芸能から考えてる」場を設けさせて頂きました。
今後も日本の文化振興を通して、各地域の皆さまに振興していけるよう、
活動を続けてまいりたいと思います。
ご参加くださいました皆さま、足をお運び頂きありがとうございました。
★イベント開催のご案内はこちら
★3/2共催イベントが3・11読売新聞夕刊に掲載されました。詳細はこちら
【三JOME】