2019年10月31日
◆第39回伝統文化ポーラ賞贈呈式 開催報告◆
令和元年10月29日(火)グランドプリンスホテル高輪にて、 第39回伝統文化ポーラ賞贈呈式を
開催いたしました。
伝統文化ポーラ賞は、日本の貴重な伝統文化の継承に尽力され、優れた功績をあげられた方の
さらなる発展を奨励するものです。今回は伝統工芸、伝統芸能、民俗芸能・行事の各分野から、
優秀賞2件、奨励賞2件、地域賞4件の合計8件を顕彰しました。贈呈式には300名近くの文化関係
者、報道関係者にお越しいただき、受賞者の功績を讃えました。
受賞者のみなさま |
第1部の贈呈式では、文化庁長官の宮田亮平様より来賓挨拶を頂戴し、それから受賞者の紹介映像
の上映、各賞の贈呈を執り行いました。
伝統文化ポーラ賞では正賞として八稜鏡をお贈りし、卓越したわざにやどる美の精神をうつしだし、
今度も伝統文化の美しさと向き合っていただきたいという弊財団の願いを受賞者に託しました。
小西理事長より賞贈呈 |
受賞者代表挨拶 |
続く、第2部の受賞記念の催しでは、伝統芸能・民俗芸能部門の受賞者にご協力いただき、祝いの舞台
をご披露していただきました。
最初の演目では、地域賞受賞の横仙歌舞伎保存会より、こども役者のかわいらしくも、熱のこもった
演技の光る舞台映像を上映し、保存会の寺坂信也さんから今後の抱負を語っていただきました。
次の演目は、奨励賞受賞の川瀬露秋さんによる地歌箏曲「松竹梅」。川瀬露秋さんの胡弓に、藤井泰和
さんの三味線、福田栄香さんの箏も加わり、その華やかで見事な三幅対の音色で、会場を魅了しました。
最後の演目は、優秀賞受賞の竹本越孝さんの義太夫節「近頃河原達引」堀川猿廻しの段。お俊と伝兵衛、
彼らを取り巻く人々の想いや情景を鮮やかに描き出す圧巻の語りで、舞台の最後を締めくくりました。
地歌箏曲「松竹梅」 |
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また、工芸部門受賞者の作品や関連資料を展示させていただき、卓越したわざと美意識が生み出す素晴らしい
作品の数々を間近にご覧いただきました。
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贈呈式後には懇親会も開催し、お祝いムードの中で歓談が行われ、盛会のうちに贈呈式を
終えることができました。
弊財団では、今後も日本の伝統文化を支える方々とともに、伝統文化を未来につなぐため
の活動に力を尽くしてまいります。
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