2025年08月20日
令和7年度助成事業「鮫神楽 神楽太鼓修理 鎧・衣装修理 烏帽子作成事業」
青森県の無形民俗文化財に指定されている鮫神楽。文化5年(1808年)以前から成立したもので、現在では、三十余種目が伝承されています。その内容は、民俗芸能を集大成したものと考えられております。
さめ浜まつり(7月27日)や八戸三社大祭(8月2日)におきましても鮫神楽が披露され、大いに八戸の夏を盛り上げておられました。またお盆の伝統行事でもあります「墓獅子」も浮木寺墓地にて舞われ地域の風物詩として認知されております。
今回この貴重な鮫神楽を無くしてはならないという、鮫神楽保存会のみなさまはもとより、鮫町を中心とした地域のみなさまの想いをつないでゆくためにも、当財団としましても助成事業としまして応援してまいります。特に、組舞に使用する加藤清正着用の鎧や衣装、被り物、或いは太鼓の修繕を行い、連綿と続いてきた舞や囃子を後世に伝えていく継承・振興への支援の一助になればと考えます。
先日、現地でみなさまの練習を拝見する機会がございました。上記のお祭り等での披露に向け、小中高生から大ベテランのみなさまが、本当に生懸命に練習されている姿にとても感動いたしました。お伺いしますと毎週3回、19時から21時まで鮫生活館に集い練習を重ねているとのことです。
舞い手の方も、笛・太鼓等のお囃子を担当する方も息がぴったり。見ていてかなりの時間を舞う体力もすごいです。こうした並々ならぬ努力と汗が素晴らしい鮫神楽の命をつないでいるのだと心から感じ入りました。
これからも応援してまいります!がんばってください!!