2017年05月17日
ポーラ伝統文化振興財団と神奈川大学国際センターの共催企画として、日本文化プログラム
「留学生活で民俗芸能を活用する‐山・鉾・屋台行事を通してみる日本文化‐」を開催しました。
本企画は財団初の試みとして、これから海外に留学する日本人学生と、海外から日本に留学にきている学生
に対して、記録映画の上映と、それに関わる講演を行いました。
日本の文化を知り留学に望むことで、自文化の再確認や、多様性を養う
好機となることを目的としています。
講師の川﨑瑞穂先生(国立音楽大学助手・音楽学博士)からは、日本文化の「祭り」に関して、実際の映像をみせて頂きながら、
豊かな日本文化の様相についてご紹介いただきました。
「能」や「歌舞伎」だけではない、日本固有の民俗芸能を知ってもらうことで、
日本文化に関する理解の深化を図ることができました。また、川﨑先生ご自身も
パリ大学への留学経験があることから、海外で日本文化を紹介する際のヒントや注意点についてもお話くださいました。
学生の方の声についてご紹介いたします。
「民俗芸能全体について知ることができて良かったです。内容が多かったので、
付いていくのが大変でしたが、とても分かりやすかったです。」
「民俗芸能というものをあまり知らなく、またどこかの時代のものかと思っていた。
しかし、沢山の時代のものが融合して、新しいものが入っていることに驚いた。
また、神奈川にも多く伝統文化が多く残っているんだな、と感じた。」
「歌舞伎や能など、世界的にも有名なものについては知る機会が多々ありましたが、
民俗芸能について詳しく説明を聞いたのははじめてだったので、とても興味深かったです。
実際の映像を沢山見ることができたので、すごく面白かったです。」
「私も今年の9月にフランスのモンペリエの方へ留学することになっています。
日本文化について、まだまだ知らないこともあったし、留学の際に役立つことについて
知ることができました。自分も地域の祭りに参加して、
この知識が留学したときに伝えられたらいいなと思いました。」
「ポーラは化粧品会社だと思っていたのに、伝統文化もやっていて、すごいと思った。
ポーラの解説で、心もきれいにしていくためにやっている、と言っていたが、すごく素晴らしいと思った。
講義もおもしろかった。」
この企画は全4回行われます。これから世界に羽ばたいてゆく学生に向け、伝統文化を発信してゆくことは、
文化の国際交流を進めていく大切な一端を担う事業です。
ポーラ伝統文化振興財団はこれからも伝統文化の発展のため、活動を広げてゆきます。