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お知らせ

2017年03月22日

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開催レポート
淡路人形座―受け継がれる五〇〇年の歴史―
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主催:渋谷区
協賛:公益財団法人 ポーラ伝統文化振興財団

3月5日(日)、渋谷区文化総合センター大和田にて「淡路人形座―受け継がれる五〇〇年の歴史―」
を開催いたしました。
淡路人形座は、兵庫県南あわじ市を拠点に、500年の歴史を誇る淡路人形浄瑠璃の芸を受け継いで
いる人形座で、これまで日本各地や世界28カ国にて公演を行ってきました。淡路人形浄瑠璃は、義太
夫節による三人遣いの人形芝居で、1976年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。
本公演では、「戎舞(えびすまい)」と「壺坂霊験記(つぼさかれいげんき) 山の段」の2演目に加え、演
目の間には人形浄瑠璃を支える人形遣い(にんぎょうつかい)、太夫(たゆう)、三味線の三役による解
説コーナーもありました。

P3051249■「戎舞」
庄屋の主人から御神酒をふるまわれる戎様。
ご来場のお客様に感謝して1杯、渋谷区の発
展を祈念してさらに1杯。
ユニークな祈りの言葉や、酔いの進んだ戎様
の様子に、会場からは笑みがこぼれました。

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■ 解説コーナー
人形1人ひとりに感情を吹き込むのが太夫の
役目。
来場者も太夫になりきって一斉に「へへへへ
へへ。ほほほほほほ。」と笑いを吹き込む練習。
他にも、人形遣い体験では3名の来場者が人
形遣いに奮闘し、三味線解説では三味線弾き
がこんな風に弾いてしまったらという再現演技
が行われ、会場を大いに盛り上げました。P3051357

■「壺坂霊験記 山の段」
目の見えない沢市と彼を支える女房お里の夫
婦愛を描く人気作。
冒頭で、お里が内職のお針仕事をする場面で
は、人形のお里が本当に縫い物をしているか
のような巧みな動きに、会場からは驚きと感嘆
の声があがりました。
その後も、すっかり芝居に引き込まれ、最後は
感動とともに、長く大きな拍手が会場全体を包
みました。

大盛況に終わった今回の淡路人形座の公演ですが、もう一度ご覧になりたい方、すっかりファンになられ
たという方は、南あわじ市にある本拠地、淡路人形座(兵庫県南あわじ市福良甲1528-1地先)にぜひお越
し下さいませ。また、関東にお住まいの方にはご朗報がございます。5月20日には草加市文化会館ホール
でも開催予定とのことですので、ぜひそちらにも足をお運びください。

※淡路人形座公式ホームページはこちら(公演情報もございます)
http://awajiningyoza.com/
※淡路人形座、三味線の鶴澤友勇さんは、第33回伝統文化ポーラ賞地域賞受賞者です。  http://www.polaculture.or.jp/promotion/thickbox/parson_data33_06.html?sc=_map


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