文字サイズ

  • 大
  • 中
  • 小

ここからコンテンツ情報

お知らせ

2015年02月23日

磨きぬかれた「伝統芸能」技術はプロ野球選手の育成にも通じる・・?

 

ニュースでも報道されているとおり、プロ野球の各チームが開幕に向けて続々とキャンプインした。今年度の優勝を目標に、各チームが選手個々の攻守走の技術向上とチームとしてのレベルアップに取り組み、ハードなトレーニングをこなしている。

選手にとっては試合に出て活躍することが第一で、一軍選手はレギュラー確保、二軍選手は一軍昇格を目指して激しい競争の真っ最中だ。

今年は大リーグから松坂、黒田など大物選手が帰国する中、新人の大型選手も多く、見どころ満載だ。そんな中、開幕を心待ちにしている野球通たちに驚愕の記事が飛び込んできた。

なんと平成21年度伝統文化ポーラ賞優秀賞の受賞者で筝曲家の萩岡松韻さんが、西武ライオンズの2軍キャンプ(高知・春野)に特別講師として招かれたのだ。萩岡先生は山田流筝曲萩岡派4代目家元で東京芸大の教授でもある。しかし、この時期は教養や趣味特技として筝曲の講義を受けている時間や余裕は選手にもチームにもない。2軍の選手とは云え、日本野球界最高峰のプロ野球選手を相手に何を講義するのか・・・・?

答えは「間」。野球では、投手ならリリースまでの「間」、打者であればバットを始動するまでの「間」の大切さがよく説かれ、一流選手になればなるほど自分の独特の間を大事にしているといわれている。

今回は筝曲の演奏での「間」の重要性を講義し、選手にも意識してもらうというものらしい。若手の育成計画の一つとして取り入れられたこの講義。お箏と野球の融合でさらなるレベルアップが図られ、第2、第3のイチローが出てくるか・・・楽しみです。


ここからサブコンテンツメニュー


  • ページトップへ戻る