2014年05月26日
5月17日(土)―18日(日)に栃木市で『蔵の街かど映画祭』が
開催され、ポーラ伝統文化振興財団制作の記録映画が上映されました。
今年で7回目となる、この『蔵の街かど映画祭』ですが、
ポーラ伝統文化振興財団制作の記録映画が上映されるのは初めてとなります。
栃木市には、古くは律令制度時代に下野国庁が置かれ、
江戸時代には日光例弊使街道の宿場町として栄え、
市内のを流れる巴波川の舟運を活用した商人町として発展を遂げました。
現在も黒塗りの重厚な見世蔵や板塀、白壁の土蔵群などが残っており、
映画やテレビドラマの撮影によく使われています。
(一部引用:冊子『とちぎ小江戸ブランド』)
この街並みを生かしたイベントとして、
江戸時代や明治時代に建てられた歴史建造物蔵を
ミニシアターに変貌させる全国初の歴史景観活用型の
映画祭『栃木・蔵の街 かど映画祭』が7年前より開催されています。
7回目となる今年の映画祭に、ポーラ伝統文化振興財団の映画が上映されることになりました。
上映は2作品です。
1、栃木県『若衆たちの心意気 烏山の山あげ祭り』
【1983年製作/監督:曽田信(カラー34分)】
【文部省選定、優秀映画鑑賞会推薦】
2、埼玉県『秩父の夜祭り-山波の音が聞こえる』
【1990年製作/監督:村山正実(カラー34分)】
【文部省選定、教育映画祭優秀作品賞、日本紹介映画コンクール金賞 他】
この映画祭のメイン会場となったのが、県立栃木高校講堂(国登録有形文化財)です。
17日はオープニングセレモニー、ご当地ゆるキャラ「とち介」も登場!
18日は今回より始まりました、
「栃木・蔵の街かど映画祭アワード」の授賞式です。
そして、今回ポーラ伝統文化振興財団の作品を上映頂いた会場が
≪北蔵カフェひがの≫さんです。
蔵をお借りしてカフェを経営されていました。
2階にはゆっくりくつろげるスペースがあります。
この日は浴衣を着た方々もお見えになり、
地元栃木のお祭り―烏山の山あげ祭りを鑑賞されていました。
東京からほど近い地域なのでしたが、穏やかな時間が流れ
昔懐かしの風景を眺めることができます。
歴史的建造群をいか活かしたこの映画祭ですが、
これからも末永く開催し続けてほしいと思います。
【三】