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2016年04月21日

【お知らせ】福井禎さんが日本伝統工芸染織展
                東京都教育委員会賞を受賞されました


 染織家である福井禎さんが、第50回日本伝統工芸染織展において
 東京都教育委員会賞を受賞されました。おめでとうございます。
  今後の益々のご活躍を、心よりお祈りしております。
   尚、受賞作品となった手紡木綿絣着物「砂山」(てぼうもめんかすりきもの・すなやま)は、
 第50回日本伝統工芸染織展で、ご覧いただくことができます。
 
 ■第50回日本伝統工芸染織展
 ・会期:2016年5月11日(水)~16日(月)10:30~19:30(最終日18:00閉場)
 ・場所:日本橋三越本店 本館7階
 ・入場無料
 
  ※日本工芸会ホームページ
  http://www.nihonkogeikai.or.jp/exhibition/textiles/50

  ※福井貞子さんは、第25回伝統文化ポーラ賞地域賞受賞者です。
 http://www.polaculture.or.jp/promotion/year.html

                                                                                                          以上

2016年04月18日

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開催レポート
淡路人形座―受け継がれる五〇〇年の歴史
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戎

3月12日(土)に開催しました「淡路人形座―受け継がれる五〇〇年の歴史」
の公演のレポートをお届けします。

淡路人形座は淡路島に江戸時代初期より興行していた人形浄瑠璃の大座のひとつ
吉田傳次郎座の道具類を継承して公演を行っている人形座で、国の重要無形民俗
文化財へも指定されています。

渋谷区文化総合センター大和田の会場で行われました本公演では、
にぎやかでおめでたい「戎舞」と悲劇の「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」口・奥 
の演目が行われました。笑いあり、涙ありで、満員の会場は淡路人形座の公演に
魅きこまれるようでした。

淡路人形座の人形遣いさんたちのご指導で、人形の遣い方を教えてもらうコーナー
もありました。客席から選ばれた3名がそれぞれ、頭・左手・足の遣い方をならいました。
最初はとまどいながらも、淡路人形座の方の丁寧なご指導で、徐々に上手に。

来場者のみなさまより「楽しかった」「解説がおもしろかった」「感動した」など、
ご好評をいただきました淡路人形座の公演は、2017年3月に再演が決まりました。
今回、見逃してしまった方も、また観てみたいと思った方も、
ぜひまた来年、渋谷区文化センター大和田の舞台でお会いしましょう。

奥

 

 

 

 

 



◎当財団は、本公演に協賛いたしました。
◎淡路人形座 三味線 鶴澤友勇さんは、当財団 伝統文化ポーラ賞地域賞受賞者です。
 http://www.polaculture.or.jp/promotion/year.html

2016年04月15日

 平成28年度 映画上映会・講演会

無料・申込不要

     「人・社・祭―文化風土の記録」 映画上映会・講演会

                            ご案内

当財団では、國學院大學との共催で公開講座を開催し、当財団制作の記録映画を上映しています。
今年で9年目となる公開講座では「人・社・祭―文化風土の記録」と題して、各回異なる映画を鑑賞し、
上映作に関わる解説・講演を聞いて学びを深めていきます。
事前申込不要、参加費無料となっていますので、皆さまのご参加、お待ちしております。

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第1回 プログラム
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日 時: 4月23日(土)14:00開演(開場13:30) 2795_001
会 場: 國學院大學 渋谷キャンパス 2号館1階2104教室
入 場: 参加無料 定員150名(申込不要)
      (※会場のアクセス、地図は下記をご覧ください)

1、映画上映 「狂言師・三宅藤九郎」 (庭の芸からの出発)
         (32分・ポーラ伝統文化振興財団S.59年制作)
2、講演   「東京の都市公園の始まりから今日まで」
        講演者: 高橋 康夫 氏 (東京都公園協会緑と水の市民カレッジ事務局長)
        司会者: 茂木 栄 氏 (國學院大學教授・社叢学会理事)

國學院大學渋谷キャンパス アクセスマップ⇒
http://www.kokugakuin.ac.jp/guide/access_shibuya.html

平成28年度 映画上映会・講演会のご案内(訂正版)をダウンロード

※ 上記、「平成28年度 映画上映会・講演会のご案内」のうち、
      
第5回 の日付を誤ってお伝えしておりました。お詫びして訂正致します。

 

 


2016年04月28日

 【和をつなぐメッセージ】第17回 八重樫榮吉さん(仙台簞笥金具職人) 

 

いま、伝統文化の各分野でご活躍の方々は、どのようなことを考え、取り組んでいらっしゃるのでしょうか。

「和をつなぐメッセージ」では、伝統文化の各分野の第一線でご活躍のみなさまが、

そのわざをどのように未来へ「つなぐ」ことを考えていらっしゃるのか、

共通の5つの質問Five Questionsを通して、等身大のご意見を伺っていきます。

和をつなぐメッセージは、季刊でみなさまへお届けします。

第17回は、仙台簞笥金具職人の八重樫榮吉さんからの和をつなぐメッセージです。

 

<八重樫榮吉 Yaegashi Eikichi プロフィール>

2801_0011936年生まれ

1979年 仙台市商工会議所功績賞

1995年 仙台市功労賞

2003年 伝統的工芸品産業功労者褒賞

2005年 伝統文化ポーラ賞地域賞

2010年 宮城県物産振興協会優秀技能賞受賞

2013年 宮城県卓越技能者表彰(宮城の名工)

2015年 労働大臣卓越技能者表彰(現代の名工)

2016年 内閣 平成28年 桜を見る会招待

 

①最近のお仕事で印象に残っていること。

昨年、平成27年3月に仙台市博物館で開催されました国連防災世界会議で仙台簞笥の展示と実演を行ったことです。外国の人向けに行われた実演で、龍、唐獅子、子供地蔵などの意匠を用いた金具づくりの実演をしました。様々な国から様々な人たちがきてくれて、好みも様々で作り手としてもおもしろい経験をさせていただきました。
私の工房では、お客様の要望を聞いて、一品ものの意匠を作ります。だから、このように多くの人たちの刺激を受けると、次の創作への刺激になります。

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龍文簞笥

 

②この道を歩もうと決心したのは、何歳のとき、どのようなきっかけでしたか?

20歳のとき。

私は、9人兄弟のいちばん末っ子。幼い頃から家業であった仙台簞笥の金具を作る父の仕事を見て育ちましたが、反抗ばかりしていました。学校の先生の紹介で卒業後はホテルの住み込みの料理人になり、4年間働きに働いて、就職後初めて家に帰ったとき父に「この仕事、お前に一番向いているんだけどやってみないか」と言われました。

久しぶりに見た父はずいぶんと年老いたように見えて、その後ろ姿は泣いていたように見えたことを、いまでも覚えています。でも、まだ決心はつかなかった。それからしばらく経ってから、父に頼まれて植木屋さんへ行きました。立派な盆栽がたくさんあって眺めていると、そこのご主人が「これらの盆栽は、みんな一代でできるわけではないのですよ。何代もかけて、このような盆栽になるのです」と教えてくれました。その言葉に私は非常に感銘を受けました。「自分もこんなふうに、時代を越えてつないでいける仕事をやってみたい」と。そして私は家業を手伝うことを決心しました。そこのご主人は、帰るときに松の盆栽をひとつくれました。その植木屋さんとは、いまでも親交があります。そして私がオリジナルの意匠を作るヒントは、みんな山野草が教えてくれました。スミレ、イワシバ、イワカガミなど、いままで意匠化したのは数え切れないほどです。

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小簞笥 牡丹文

 

③座右の銘は。

ものづくりとは、つねに自分との戦いである。

 

④伝統文化を未来につなぐために、いま、どのようなことをなさっていますか?

宮城県内の高校で展示、実演と話合いをしています。

また、年に数回、民俗史料館で展示、実演を行い、多くの方々に見ていただき、ふれていただく機会をもうけています。

 

⑤和をつなぐメッセージリレー

伝統文化の様々な分野の方が「つなぐ」をキーワードに、リレー形式で質問をつないでいきます。

 

☆第17回は鶴澤友勇さんから八重樫榮吉さんへのご質問

作品をインターネットで見せていただき、胸がドキドキするほど感動しました。本も見せていただきました。このような素晴らしい伝統をぜひ、後世にも伝えてほしいです。
伝承される方はいらっしゃいますか?又、どのような精神を伝えていきたいと思われますか?

 

☆八重樫榮吉さんからのご回答

弟子はおりませんが、高校で講師を勤めるなど、若い人たちに見てもらう機会を大切にしています。
手わざは繊細で細やかな表現ができると思います。そして、やはり迫力が違います。これは、機械では表現できないと思っています。ぜひ一度、ご覧になってみてください。

 image from https://s3.amazonaws.com/feather-client-files-aviary-prod-us-east-1/2016-04-21/f1993c48700b4c1692bf3e106fdd6c06.png
4尺仙台簞笥の観音につける龍紋金具(30cm)の制作中です

2016年04月26日

《共催イベント・レポート》 4/23 第1回 講演会「人・社・祭 ― 文化風土の記録」

当財団が例年、國學院大學、NPO法人社叢学会と共催している
講演会「人・社・祭 ― 文化風土の記録」の第1回が、4月23日(土)14時から17時頃まで、
國學院大學渋谷キャンパスにて開催されました。
今回は「庭・公園・都市公園」をテーマに、当財団の記録映画「狂言師・三宅藤九郎」の上映と、
高橋康夫氏(東京都公園協会緑と水の市民カレッジ事務局長)による
講演「東京の都市公園の始まりから今日まで」を行いました。
毎回、学生さんや社叢学会関係者に限らず、多くの方にご参加いただいておりますが、
今回も85名に及ぶ方々がお集まりになりました。

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今回上映の記録映画は、庭の芸から始まった狂言の歴史に着目し、
「狂言師・三宅藤九郎」を上映しました。
狂言は平安時代に申楽(さるがく)と呼ばれた滑稽な物真似を見せる大衆芸能から生まれたと伝わり、
武家社会の幽玄な能に比べて、庶民的で品位の低いものとみられる傾向がありました。
今回の映画では、明治・大正・昭和の長きにわたり、狂言を能から自立させ、狂言の格を主張するべく、
ひたむきに芸を磨き続けた藤九郎の姿が描き出されています。
1984年に記録された映像ですが、藤九郎の狂言師としての誇りや芸にかける情熱が伝わってきます。

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講演では、一般社団法人日本庭園協会常務理事も務める公園の専門家、高橋先生からお話を伺いました。
日本に初めて公園ができたのは明治6年(1873)のことで、
東京には上野公園、浅草公園、飛鳥山公園、芝公園、深川公園が開設されたそうです。
高橋先生からは、明治初期の東京が今日の「公園」を創り出すに至る歴史や、
日本初の「洋風近代式公園」である日比谷公園誕生秘話など、大変興味深いお話を教えていただきました。

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次回の開催は7月9日(土)14時から、会場は國學院大學渋谷キャンパスを予定しています。
講演題目は未定ですが、上映する記録映画は、和歌山県熊野那智大社の勇壮な祭りを描く
「炎が舞う-那智の火祭り」に決まりました。
今回ご参加できなかった方も新たにご関心をお持ちくださった方も、
申し込み不要で参加無料の公開講座ですので、ぜひぜひ足をお運び下さい。
また、上映の記録映画をご覧になりたい方がおられましたら、
当財団では個人・団体を問わず全ての方に、映画(DVD, VHS, 16mm)の無料貸出を行っていますので、
こちらもぜひご利用ください。

◆記録映画無料貸出のご案内はこちら→ http://www.polaculture.or.jp/movie/rental.html
◆記録映画「狂言師・三宅藤九郎」のご紹介はこちら→ http://www.polaculture.or.jp/movie/thickbox/tab02_001.html?sc=_map
◆本講演会のご案内ブログはこちら→ http://polaculture.weblogs.jp/blog/2016/04/kokugakuin-1.html



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