お知らせ伝統文化レポート伝統文化通信
2025年09月17日
第67回 民俗芸能大会(北海道・東北ブロック)に、今年度の当財団助成事業としまして応援させていただいております、川西大念佛剣舞保存会のみなさまが参加されます。
※第32回(2012年度)伝統文化ポーラ賞:地域賞受賞の江差追分会の皆様も参加されます。
北海道・東北地区に伝承されております民俗芸能を継承されるみなさまが、それぞれの素晴らしい芸能を力いっぱい演じていただける大会です。ぜひ、当日会場でご覧ください。
期日:2025年10月26日(日)
時間:開演9時30分(開場9時)~終演15時
場所:岩手県盛岡市民文化ホール(大ホール) 盛岡市盛岡駅西通2-9-1
入場券:入場無料・先着順・自由席
問い合わせ先:岩手県文化スポーツ部 文化振興課(019-62-6486)
2025年09月16日
海燕社の小さな映画会2025にて、当財団の記録映画を上映いただきます。
「文楽に生きる 吉田玉男」:人間国宝・吉田玉男氏は文楽人形遣いに人生のすべてを賭ける。舞台に楽屋にその精通する姿を追いかけた貴重な映像となっております。
「伊那人形芝居ー 明日へつなぐ伝承のチカラ ー」:長野県の伊那谷に約300年前から継承されてきた人形芝居が、なぜ生き残ったのかを追い、伝承のチカラの秘密に迫った貴重な映像となっております。
ぜひとも、会場でお楽しみ下さい。
ご予約・お問合せ先は、海燕社098-850-8485 E-mail:[email protected]
海燕社ホームページ http://www.kaiensha.jp
・日時:2025年10月19日(日) 14時~
・会場:沖縄県立博物館 美術館 講堂(3F)
2025年09月16日
弊財団は、第34回伝統文化ポーラ賞(2014年)・奨励賞をご受賞された福田栄香先生が開催される『第二十八回 福田栄香の会 ~地歌を伝えて「謡曲を基に」~を後援しています。
●日時:令和7年10月15日(水) 午後6時30分開演(午後6時開場)
●会場:観世能楽堂 GINZA SIX 地下3階 東京都中央区銀座6-10-1
●入場料(自由席):6,000円 前売券5,500円
2025年08月26日
川西大念佛剣舞は、約900年前から岩手県奥州市衣川の川西地区に伝わる念仏踊りです。
平成5年12月に国の重要無形民俗文化財の指定を受け、令和4年11月には、この川西大念佛剣舞を含む「風流踊」がユネスコ無形文化遺産に登録されています。世界遺産として知られる中尊寺を建立した奥州藤原氏の初代清衡が、前九年・後三年の合戦で亡くなった者たちを供養するためにつくられた踊りとして伝承されています。中尊寺と縁のある踊りであることから、中尊寺からの依頼を受け、毎年5月3日と11月3日の春と秋の藤原まつり、8月24日の御施餓鬼会において踊りを奉納しています。
先日の8月24日(日)に奉納されました大施餓鬼会を拝見させていただきました。猛暑が厳しい中でしたが、中尊寺本堂の前の場所で、川西大念佛剣舞保存会のみなさまが、しっかりと感動的な舞を演じられていて、多くの参詣者の方々(外国の方も多く見受けられました。)が、夢中で見入るさまに心から感じ入りました。本当に、本当に素晴らしい剣舞でした。
この川西大念佛剣舞の基本の踊りである入剣舞は、十三仏に倣い13名で踊ることが習わしとなっていますが、面が6つ不足している状況のため、踊り手の人数を確保できても、かっての踊りを忠実に再現することができない状況が長く続いています。また、数十年途絶えていた演目「魔王」の復活に向けた練習にも取り組まれていますが、踊りで使用できる専用の面が無いため一般に公表できない状態とのことです。
今回の面整備事業への助成は、入剣舞や魔王等で使用する「猿」「押込」「魔王」「矢車」「猖足」の面を整備することを目的としています。この世界に誇る郷土芸能が保存・伝承され、また事業実施による取組の活性化により、保存会に所属する中高生をはじめとした若者の地域への愛着の醸成、地域への定着・継承にも資することができましたらと心から願っております。これからも応援して参ります。
2025年08月21日
加賀市の能楽は、大聖寺藩第14代藩主 前田利鬯公の頃に活発になりました。幕末と明治のうち、約20年間大聖寺に住まわれており、明治に滞在した9年間で主に町人に能楽を伝授され育てられたそうです。その後、昭和8年に錦城能楽会を立ち上げ、戦争を挟み、昭和32年に再度、錦城能楽会を立上げ、その後100回以上に及ぶ能楽大会などの活動を現在も続けております。
錦城能楽会の主な活動は、正月のお松囃子、5月の春季能楽大会、7月の菅生石部神社奉納演能、9月~12月に加賀市内の小学校を巡回するワークショップ、10月も秋季能楽大会と市民対象ワークショップ、11月3日市民文化祭への出演等、能楽の普及、振興に尽力をされております。
特に、小学校でのワークショップでは、加賀市内17校のうち、1年間に6校ずつ4年生~6年生を対象に全員が、謡、仕舞、笛、小鼓、大鼓、太鼓の6種類を体験しています。まさに、加賀市の能楽文化の発展と後継者育成、次世代への継承につながる大変素晴らしい活動です。
これらで使用する楽器は20年以上使用しているため皮が老朽化しており、使用に耐えられなくなってきています。中でも、老朽化の激しい小鼓、大鼓、太鼓の皮を更新しワークショップや能楽上演を継続して開催できるようにすることを今回の助成の目的とします。
また、演奏という点からも更新が重要です。能楽の囃子は基本的に謡を聴きながらそれに沿って演ずるのですが、お互いの音を聴きながら演奏します。老朽化した皮からの音は響きが悪く聴きにくい。そのため、お囃子全体がまとまらなくなってしまう。まさに、演奏するもの、演ずるもの、観ているもの(観客)にも大いに影響する大切な更新事業となります。
この伝統と歴史のある加賀市錦城能楽会の素晴らしい活動を引き続き応援してまいりたいです。
2025年08月20日
青森県の無形民俗文化財に指定されている鮫神楽。文化5年(1808年)以前から成立したもので、現在では、三十余種目が伝承されています。その内容は、民俗芸能を集大成したものと考えられております。
さめ浜まつり(7月27日)や八戸三社大祭(8月2日)におきましても鮫神楽が披露され、大いに八戸の夏を盛り上げておられました。またお盆の伝統行事でもあります「墓獅子」も浮木寺墓地にて舞われ地域の風物詩として認知されております。
今回この貴重な鮫神楽を無くしてはならないという、鮫神楽保存会のみなさまはもとより、鮫町を中心とした地域のみなさまの想いをつないでゆくためにも、当財団としましても助成事業としまして応援してまいります。特に、組舞に使用する加藤清正着用の鎧や衣装、被り物、或いは太鼓の修繕を行い、連綿と続いてきた舞や囃子を後世に伝えていく継承・振興への支援の一助になればと考えます。
先日、現地でみなさまの練習を拝見する機会がございました。上記のお祭り等での披露に向け、小中高生から大ベテランのみなさまが、本当に一生懸命に練習されている姿にとても感動いたしました。お伺いしますと毎週3回、19時から21時まで鮫生活館に集い練習を重ねているとのことです。
舞い手の方も、笛・太鼓等のお囃子を担当する方も息がぴったり。見ていてかなりの時間を舞う体力もすごいです。こうした並々ならぬ努力と汗が素晴らしい鮫神楽の命をつないでいるのだと心から感じ入りました。
これからも応援してまいります!がんばってください!!
2025年08月20日
日本工芸の技と美が集結する公募展が開催されます。入場は無料でどなた様もご覧いただけます。是非とも会場にお立ち寄りください。詳しくは、公益社団法人日本工芸会のホームページをご参照ください →https://www.nihonkogeikai.or.jp/<top>
●日時:2025年9月3日(水)~9月15日(月・祝) 午前10時~午後7時(最終日は午後5時まで)
●会場:日本橋三越本店 本館7階
2025年08月18日
「絵絹」は、平織りの絹織物であり、中でも精練加工を施さない生織物に分類されます。主に、日本画の基底材に用いられ、国内において岐阜県各務原市の生産量がほぼ100%を占めています。しかし、使用方法が限られていることと、生活の洋風化に伴い掛け軸等の需要が落ち込んだため、現在は、製織業者も僅かとなっている状況です。
そうした中、令和2年度より「アートで動かす・アートでつながる」ことをコンセプトに、「ART×産業」というテーマで「絵絹」に焦点を当て、製造している地域と関わる人々と共に、「絵絹」の周知と新たな価値を創出するための社会的なシステムの構築を産官民で連携し進めています。
今回、「絵絹」の歴史や製織技術の調査・研究を行い、未来に継承する文化資源としての価値を明確化するために、絵絹製織技法等についての報告書・ならびにアーカイブを作成。同時に、新たな表現や目的のための織り方研究などマテリアルの可能性を提案していきたいとの事業主旨となります。
そうした調査・研究を通して、地域内外に向けた「絵絹」の周知・発信や貴重な文化資源として未来へつなげるための伝承・普及の在り方にも注力しておられます。例えば、各務原市が「絵絹」の一大生産地であることを広く知らしめるため、「マテリアル×アート」として絵絹作品を紹介する「@えぎぬ展」を開催したり、各務原市のシティプロモーションサイトにて、作家と生産者をインタビュー形式でまとめた発信もしております。(https://ourfavorite-kakamigahara.jp/feature/8929/)また、地域のみなさまに身近に感じていただけますように各務原市役所内に展示スペースを設け、わかりやすく絵絹に描くプロセスをご紹介しております。
以上から、今回「絵絹」の価値を明確化し、失われゆく伝統技術の保存と文化資源の継承、未来に向けた新しい可能性を見出すこの事業を当財団としましても応援してまいりたいと考えます。
「@えぎぬ展」チラシ
各務原市役所内にある展示スペース
2025年08月07日
※写真は「佐伯灯籠保存会パンフレットより使わせていただきました」
8月14日(木)お盆の日に京都府亀岡市の稗田野町と吉川町にまたがる旧佐伯郷で、稗田野神社、御霊神社、河阿神社、若宮神社の四社が五穀の苗を依り代とした神輿や神灯籠、切子灯籠などが繰り出して祭事を営む、佐伯灯籠の夏祭りがおこなわれます。この佐伯灯籠は、盂蘭盆の風流灯籠が祭礼にむすびついたもので、民俗芸能史に価値あるものとして平成21年3月に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
そうした中で、今年度の助成事業の採択先としまして決定されました「佐伯灯籠保存会」のみなさまの、古式ゆかしい串人形を操る佐伯灯籠人形浄瑠璃が上演されます。一人遣いの串人形を継承する国内唯一の地がここ旧佐伯郷です。「人形浄瑠璃は浄瑠璃を語る太夫と三味線弾き、数人の人形遣いが三業一体となって繰り広げる日本固有の人形劇。佐伯灯籠で使う一人遣いの人形は文楽完成以前の形態を残すと言われ、他に類例がない点からも体長35㎝ほどの串人形はたいへん貴重なものである。」(佐伯灯籠保存会パンフレットより)
また、佐伯灯籠保存会の活動は、後継者養成にも注力されています。佐伯灯籠人形浄瑠璃こども教室の開催や人形使い、浄瑠璃語り、三味線弾きの練習を毎月定期的に行っております。人形浄瑠璃体験会も都度開催しております。
こうした素晴らしい民俗芸能の保存・継承・振興を応援してまいりたいと切に思います。
https://www.pref.kyoto.jp/n-ki-kikaku/kyotono-mannaka-saekidourou.html(京都府「佐伯灯籠」ご紹介)
2025年08月07日
2025年08月06日
令和7年度の助成事業の採択先(5件)決定いたしました。詳しくは、「顕彰と助成」の頁をご覧ください。
https://www.polaculture.or.jp/promotion/jyoseipast.html
●「鮫神楽の太鼓修理、鎧・衣装修理、烏帽子等の作成事業」(鮫神楽保存会:青森県奥州市)
●「川西大念佛剣舞の『面』整備事業」(川西大念佛剣舞保存会:岩手県奥州市)
●「各務原地域に伝わる絵絹の調査・研究とアーカイブ作成事業」(廣江貴子 岐阜県各務原市)
●「加賀市錦城能学会『能楽器更新』事業」(加賀市錦城能学会 石川県加賀市)
●「佐伯灯籠後継者育成事業」(佐伯灯籠保存会 京都府亀岡市)
伝統文化の振興と次世代への継承を目的とした事業です。各事業の情報についても順次、お知らせいたします。
ご期待ください。
2025年07月29日
文化審議会にて、去る7月18日に重要無形文化財保持者 各個認定(いわゆる人間国宝)について答申が行われました。
今年度も、新たに認定された方の中に過去の伝統文化ポーラ賞ご受賞者の先生が2名いらっしゃいます。
● 中田 一於(なかた かずお)先生:釉裏銀彩の制作・伝承(第35回(2015年)伝統文化ポーラ賞 優秀賞)
● 渡辺 晃男(わたなべ あきお)先生:木工芸の伝承・制作(第44回(2024年)伝統文化ポーラ賞 優秀賞)
文化庁の報道発表、資料をご覧下さい。↓
この度は誠におめでとうございます。
2025年07月25日
伝統文化ポーラ賞は、無形の伝統文化の発展に貢献され、今後もさらなるご活躍を期待して贈呈する賞です。
本年は上記8件がご受賞されました。
受賞内容につきましては、下記の弊財団公式HPをご覧くださいませ。
2025年07月11日
第72回日本伝統工芸展(主催:文化庁・東京都教育委員会・NHK・朝日新聞社・公益社団法人日本工芸会)が開催されます。
陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門の公募作品より厳正な審査を経て選ばれた入選作と重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)の最新作約600点を一堂に展覧されます。卓越した精緻の技と美をご堪能ください。
入場は無料です。どなたさまもご覧いただくことができます。
●日時:2025年9月3日(水)~9月15日(月・祝) 午前10時~午後7時 ※最終日は午後5時まで
●会場:日本橋三越本店 本館7階 催物会場
詳しくは、日本工芸会のホームページをご覧ください。https://www.nihonkogeikai.or.jp/exhibition/honten/72/
2025年06月09日
2025年06月02日
弊財団の評議員である横山實先生(國學院大学名誉教授、国際浮世絵学会理事)の浮世絵コレクションの中から鳥居清長の浮世絵の展示会が開催されます。清長はヨーロッパでは、六大絵師の一人として高い評価を受けており、八頭身の美人画を描いたことから東洋のビーナス絵師として有名です。大河ドラマ「べらぼう」で浮世絵に関心をもった方もいらっしゃると思います。横山先生の解説と長唄・三味線の演奏もありますので、当時の雰囲気に浸ってみてはいかがでしょうか?
お問い合わせは、杵屋(03-3468-0330)にお願いいたします。
●日程:6月24日(火)~6月29日(日) 11時~19時(最終日は17時まで)
●会場:武蔵屋画廊(世田谷区北沢2-32-8 小田急線、京王井の頭線 下北沢駅徒歩3分)
入場無料ですので、お気軽にお越しください。
2025年05月15日
弊財団では、日本各地の伝統文化を皆様に知っていただけるように様々な体感型ワークショップを開催しております。
今回は「有福神楽保持者会(島根県浜田市)」による「石見神楽」の講演と公演を開催いたします。大迫力の神楽を至近距離でご覧いただけます。皆様のご来場をお待ちしておりますので、ふるってご参加ください。(ご参加は無料です)
●日時:6月28日(土) ①午前の部(10時~13時) ②午後の部(14時~17時) 2回公演
●会場:國學院大學 渋谷キャンパス 常盤松ホール(東京都渋谷区東4丁目4-15 学術メディアセンター)
●お申込み:先着順(定員に達し次第募集終了)
お申込みと詳細は、Peatix(ピーティックス)をご参照ください。
→ https://peatix.com/event/4397370
(web環境がない方は、弊財団にお電話でお申込みください。→ 03-3494-7653(平日10時~17時))
2025年05月09日
2025年05月09日
弊財団が2003年に企画・制作した「彩なす首里の織物ー宮平初子ー」がYoutubeでご覧いただけます。
youtube → https://www.youtube.com/watch?v=-bQYoM2gLbM
この映像では、「布が生まれる」過程を宮平初子さんの人柄とともに、沖縄の自然を交えて丁寧に描かれています。幾つもの工程と長い時間を費やして織り上げられる「織物」は、現在の日常にあふれる、高度な先端技術で工場から大量生産される「布」とは一線を画するものです。どうぞ、ご覧ください。
2025年04月28日
弊財団が1984年に企画・制作した記録映画「芹沢銈介の美の世界」をyoutubeでご覧いただけます。
youtube → https://www.youtube.com/watch?v=RS05o4l8orI
型絵染の人間国宝・芹沢銈介氏の美の世界をご堪能いただける記録映画です。型染物の技はもちろんのこと、型絵染を生かした装丁、挿絵、多くの生活工芸品のデザインなど多様な先品を紹介しながら芹沢銈介ワールドを語った記録映画です。ぜひ、ご覧ください。
2025年04月23日
弊財団が1997年に企画、制作した「木の命よみがえる 川北良造の木工芸」がYoutubeでご覧いただけます。石川県山中町は挽物の産地として知られている。その挽物で、はじめて人間国宝になった川北良造氏を追った記録映画です。8ケ月におよぶ「欅造りの盛器」の制作工程を映像でお届けします。後継者の育成、漆植栽事業に努力する姿や川北良造氏の内面にも踏み込んだ詩情豊かな記録映画です。どうぞ、ご覧ください。
2025年04月17日
弊財団が企画・制作した記録映画「人形作家 秋山信子 ₋心やすらぐ人形を₋」(2001年桜映画社)がYoutubeでもご覧いただけるようになりました。この記録映画は、衣装人形の技術的な制作工程を丁寧に描いているだけでなく、秋山さんの人形制作にかける情熱や、深い思いなど人間的魅力を感じる作品です。ぜひ、ご覧ください。
youtubeはこちら → https://www.youtube.com/watch?v=PzAMq8ZK6K4#top
2025年04月04日
2025年03月19日
2025年02月21日
重要無形文化財「木工芸」の人間国宝・川北良造氏と息子浩彦氏、孫浩嗣氏の川北三代展「木を挽く」が開催されます。
●期間:2025年3月12日(水)~3月18日(火) 最終日は午後4時閉場
●場所:ジェイアール名古屋タカシマヤ11階 美術画廊
どなた様も無料でご覧いただけます。木が持つ美しい木目や木の器ならではの温かみをぜひ、ご実感ください。
※弊財団では、記録映画「木の生命よみがえるー川北良造の木工芸ー」(1997年制作)のDVD]を無料貸し出ししております。ご希望の方は、ホームページをご参照ください。https://www.polaculture.or.jp/movie/index.html
2025年02月17日
470年続く「千總(京友禅)」と世界で活躍する現代美術家・加藤泉のコラボレーションアートワークが、開催されます。入場無料、どなたさまもご覧いただけます。ぜひとも会場を訪れ、とめどない創造と発見の螺旋の中に足を踏み入れてはいかがでしょうか?
●会期:2025年2月27日(木)~9月2日(火)
●会場:千總ギャラリー(京都市中京区三条通烏丸西入御倉町80) 休館日:水曜日
●入場無料
詳しくは、展覧会特別ページをご覧ください。https://www.chiso.co.jp/lp/izumikato/
(弊財団は、千總文化研究所の「明治・大正期の友禅裂資料群の修理と近代友禅文化の継承事業」に助成しています。)
2025年01月10日
飛騨市は市制20年を機に様々な文化活動を行っており、その一環で、市民講演会「屋台の変遷と特徴」が開催されます。「古川祭の起し太鼓・屋台行事」がユネスコ文化遺産に登録(平成28年)されたことを契機に「古川祭史」を制作中とのこと。今回の講演会は、調査研究の発表です。また、弊財団が制作した記録映画「飛騨 古川祭 ー起し太鼓が響く夜ー」(平成9年)も上映いたします。どなた様もご参加いただけますので、奮ってご参加ください。
●日時:令和7年2月7日(金) 講演会 午後7時~ (記録映画上映は午後6時30分~)
●会場:飛騨市役所3階 大会議室 (岐阜県飛騨市古川町本町2-22)
※古川祭については、 飛騨市HP → https://www.city.hida.gifu.jp/soshiki/15/furukawa-festival.html
飛騨市公式観光サイト → https://www.hida-kankou.jp/event/408
2024年12月16日
令和6年秋に渋谷区文化総合センター大和田において開催された伝統芸能関連のイベントの映像記録上映会が開催されます。題して「『歌舞伎、カブキ踊り、阿波木偶箱まわし 渋谷を祷る』 アララめでたやな 祝福する藝能」
入場無料、どなた様でもご観覧いただけます。(入場整理券)
●日時:2025年2月8日(土) 18時開演(開場17:30)
●場所:渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
詳しくは、渋谷区伝承ホールホームページをご覧ください。https://shibuya-terakoya.com/#2611
2024年12月12日
弊財団は、公益財団法人 現代人形劇センター主催の「第14回乙女文楽公演」を後援しております。
1体の人形を3人で操る「文楽」に対し、「乙女文楽」は、1人の人形遣いによって感情やしぐさを繊細に表現しています。
「乙女文楽」の魅力をご堪能ください。
■日時:2025年2月1日(土) 15時開演
2025年2月2日(日) 11時と15時開演
(いずれも開場は開演30分前)
■場所:川崎市国際交流センターホール(川崎市中原区)
●伝統文化ポーラ賞優秀賞(第39回)をご受賞された竹本越孝先生もご出演されます。
※詳しい内容、チケット購入方法、お問い合わせにつきましては、公益財団法人現代人形劇センターまで。http://www.puppet.or.jp/
2024年11月26日
一般社団法人「千總文化研究所」の「明治・大正期の友禅裂資料群の修理と近代文化の継承事業」を助成採択いたしましたが、事前の調査研究等を経て、本格的に「友禅軸の修理」が始まりました。修理は来年3月に完了予定です。よみがえった友禅裂は、京都国立近代美術館にて開催予定の「きもののヒミツ 友禅のうまれるところ」展、静岡市美術館など巡回展で公開展示される予定です。
https://icac.or.jp/public/7799/
友禅裂についての詳しい内容は、千總文化研究所のホームページをご覧下さい。https://icac.or.jp/public/
2024年11月08日
弊財団は、国指定重要無形民俗文化財「淡路人形座」の東京公演(主催:渋谷区)に協賛いたします。普段は、南あわじ市(兵庫県淡路島)の淡路人形浄瑠璃館で行われている公演を東京・渋谷でご覧いただけます。受け継がれる五百年の歴史をどうぞ、ご堪能ください。
淡路人形座については、<top>https://awajiningyoza.com/
●日時:2025年2月16日(日) 13時開演(開場12時30分)
●会場:渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール(渋谷駅から徒歩5分)
●全席指定 3,500円(高校生以下1,500円)
※詳しい内容は、渋谷区文化センター(電話:03-3464-3252)、大和田公式ホームページ https://shibu-cul.jp/をご確認ください。
2024年11月06日
第23回(2003年)伝統文化ポーラ賞において優秀賞をご受賞された鈴田滋人先生が、令和6年度秋の叙勲にて「旭日章小綬章」をご受章されました。心よりお祝い申し上げます。
https://www.nihonkogeikai.or.jp/waza/artist/613/
2024年10月17日
第41回伝統文化ポーラ賞奨励賞をご受賞された新内多賀太夫先生(新内節)の公演が開催されます。
●第27回新内多賀太夫の会 「男作出世員唄 白藤源太」
●日時:2024年10月27日(日) 15時開演 (16時30分開場)
●会場:紀尾井小ホール 東京都千代田区紀尾井町6-5
●入場料:一般4,000円 学割2,000円
お問い合わせは、新内多賀太夫事務局(03-3261ー8002)まで。
新内多賀太夫先生については、https://www.shinnaibushi.com/
2024年10月16日
弊財団は、第34回伝統文化ポーラ賞(2014年)・奨励賞をご受賞された福田栄香先生が開催される『第二十七回 福田栄香の会 ~地歌箏曲を伝えて~」を後援しています。
●日時:令和6年11月8日(金) 午後6時30分開演(午後6時開場)
●会場:紀尾井 小ホール 東京都千代田区紀尾井町6-5
●入場料(自由席):6,000円 前売券5,500円
※詳しくは、http://fukuda-eika.com/
2024年09月27日
文化財保存のために国が伝承を支援する「選定保存技術」の一つ、「日本産漆生産・精製」に取り組む保存団体として、第38回伝統文化ポーラ賞・地域賞を受賞された特定非営利活動法人「丹波漆」(京都府福知山市)が選定保存技術(保存団体)に認定されました。国産漆の拡大に対する活動が評価されたものです。
第38回伝統文化ポーラ賞の詳細は、https://www.polaculture.or.jp/promotion/year.html
丹波漆については、https://www.tanbaurushi.org/
をご参照下さい。
2024年09月18日
弊財団は、2024年伝承ホール寺子屋 古典の日公開講座(主催 渋谷区)に協力しています。今年の「古典の日」の内容は、
◆現代に伝わる祝福芸 阿波木偶箱まわし と題し、解説と実演、そして「人形師 天狗久」の上映です。
徳島から幸せの人形たちが渋谷にやってきます。是非とも、ご観覧ください。
●日時:2024年11月1日(金) 18:30開演(18:00開場)
●会場:渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール (東京都渋谷区桜丘町23-21 ※渋谷駅徒歩5分程度)
●入場料:3,000円(全席指定) 9月18日(木)発売開始 ※当日券は3,500円
詳しくは、大和田公式ホームページ https://shibu-cul.jp/
または、伝承ホール寺子屋特設サイトをご確認ください。
2024年09月03日
弊財団は、羽島市制施行70周年記念の企画展「記憶のかたち-佐藤 典克 陶芸展」(主催:羽島市)に協力しています。
佐藤典克先生は、第42回伝統文化ポーラ賞(2022年)奨励賞をご受賞された岐阜県羽島市出身の陶芸家です。伝統的な手法を基盤に斬新な造形で独自の白磁作品を生み出しています。巧みな手わざによって幼少期の記憶が、具現化されています。その作風は、白磁の世界に新たな色彩をもたらしています。ぜひ、生まれ故郷での展覧会をご堪能ください。
佐藤先生の紹介動画はyoutubeでご覧いただけます。https://www.youtube.com/watch?v=VdYDRXXv37s
●会期:2024年10月5日(土)~11月24日(日) 9:00~17:00 ※会期中、休館日がございます。
●会場:不二竹鼻町屋ギャラリー(岐阜県羽島市竹鼻町2765番地)
陶芸展の詳しい内容は、羽島市ホームページでご確認ください。→https://www.city.hashima.lg.jp/5942.html
2024年09月02日
弊財団は第71回日本伝統工芸展に協賛しています。卓越した日本工芸の技と美が集結する展示会です。各ジャンルのトップクラスの作家さんたちの作品を一挙に見ることができます。入場無料ですので、ぜひ、お立ち寄りください。
●日時:令和6年9月11日(水)~23日(月・振休) 午前10時~午後7時(最終日は午後5時まで)
●会場:日本橋三越本店 本館7階 催物会場
詳しくは、公益社団法人 日本工芸会ホームページまで。→https://www.nihonkogeikai.or.jp/
2024年09月02日
【事業概要】 帰宅困難区域の指定と長期にわたる避難生活が継続するなかで、郷土の民俗芸能の伝承基盤を整備する事業であり、新たな担い手や支援者・理解者を確保するため必要となる道具や備品の整備を行うことを目的とする。
原発事故の影響で、被災地区の民俗芸能は壊滅的な打撃を受け、伝承基盤は脆弱なものになっています。本助成を通じて継承が安定したものになるきっかけになるように整備していきます。事業協力者として東北学院大学文学部金子ゼミの学生さんが、継承活動に携わり、保存会の皆さんと協力して次世代へつげる活動を行っています。
この活動はたくさんのメディアでも紹介されています。https://www.tokyo-np.co.jp/article/233414
2024年08月22日
人間国宝・野村万作氏の令和5年度文化勲章受章を記念して、東奥日報文化財団、東奥日報社が主催する「野村万作講演会・映画上映会」に弊財団が協力します。
●日時:令和6年9月11日(水) 午後3時~4時30分(開場:午後2時30分)
●会場:東奥日報新町ビル3階 New'sホール(青森市新町2丁目)
野村万作先生のご講演「狂言師・野村万作 来し方を語る」、記録映画「野村万作から萬斎・裕基へ」(弊財団制作、42分)の上映を行います。
詳細は、東奥日報社にご確認下さい。
https://www.toonippo.co.jp/list/event/kyogen_koen
2024年08月21日
令和6年能登半島地震への支援について
令和6年1月に起きた能登半島地震で被災された、伝統文化の担い手の方々への支援の呼びかけにつきまして、年初より3月末までに弊財団にのべ33の個人や団体の皆さまよりご寄附をいただきました。あたたかいご支援を賜り誠にありがとうございます。
このたびお寄せいただいたご厚志に、財団からの支出を加えた計150万円を石川県教育委員会(窓口)に寄附いたしました。支援の趣旨に則し、石川県立輪島漆芸技術研修所の復興にご活用下さるとの事です。
被災地の皆さまの一日も早い復興をお祈りいたします。
【寄附者芳名 50音順】
穴吹 純子 様
阿南 厚子 様
安藤 源一郎 様
遠藤 きよ子 様
奥川 俊右ェ門 様
御松囃子御能保存会 様
貝澤 雪子 様
郭 大植 様
片桐 登 様
釜我 敏子 様
亀岡 俊和 様
鬼来迎保存会 様
黒﨑 洋一 様
小島 清子 様
小林 治 様
小林 道子 様
鷺谷 廣道 様
鮫島 朋子 様
祝嶺 恭子 様
白井 正子 様
白石 和已 様
高浜七年祭保存会 様
竹下 玲子 様
竹柴 正二 様
東京演劇かつら株式会社及び社員一同 様
中尾獅子浮流と唐子踊保存会 様
中西 喜久 様
成松 洋一 様
星川 与志子 様
三浦 三枝子 様
宮川 亜希子 様
森谷 奈美 様
山岸 幸一 様
2024年08月09日
【事業概要】ユネスコ無形文化遺産に登録されている「大日堂舞楽」は、1300年にわたって伝承されてきた比類なき民俗芸能である。この舞楽において最も重要な楽器である太鼓を古式に基づき復元することでこの地域に伝わる数々の製作技術の継承ならびに「大日堂舞楽」の保護・振興を目的とする事業です。
大日堂舞楽については、大日堂舞楽HPをご覧下さい。詳しい解説、歴史などを説明しています。→https://dainichido.explorekazuno.jp/
2024年08月08日
【事業概要】現存している友禅裂掛軸は、軸木に埋まられた鉛の破裂・膨張、鉛の酸化が原因で友禅裂に変形や鉛汚染などの痛みが激しく、劣化が進行中である。本事業は、友禅掛軸の修理を行い、後世に遺すべく資料状態を改善し、近代友禅文化を後世に伝え、次世代に活用することで近代友禅文化の喪失を防ぐ事業です。
友禅裂の詳しい解説は、申請者の一般社団法人千總文化研究所のHPをご参照下さい。→https://icac.or.jp/culture/katayuzen/
2024年08月07日
【事業概要】
国の重要無形民俗文化財に指定されている「球磨神楽」(熊本県人吉市)は例年10月に開催される青井阿蘇神社の秋の例大祭御夜を皮切りにおよそ3ヶ月をかけ、郡内40以上の神社で奉納される。本事業は、令和2年7月豪雨により被災した球磨神楽衣装の修理・新調を行う事業であり、球磨神楽の保存・継承を目的とする。
球磨神楽にご関心ある方は、ぜひ「球磨神楽保存会facebook」をご覧下さい。後継者が育っている様子を見ることができます。
https://www.facebook.com/kumakagura/?locale=ja_JP
国宝である青井阿蘇神社にも機会があれば、是非ともお立ち寄り下さい。特に境内にある「青井の杜国宝記念館」(建築家隈健吾氏デザイン)は、貴重な収蔵物をご覧いただけます。→https://aoisan.jp/news/2024/94865/
2024年08月06日
柏市制施行70周年記念として、柏市が所蔵する芹沢銈介、棟方志功、髙島野十郎、堀田清治、塩水流功、長縄えい子の作品が一堂に会する特別な展示会に弊財団が協力します。
◆日時:2024年8月16日(金)~8月21日(水) 10:00~18:00
◆場所:パレット柏 柏市民ギャラリー(JR常磐線柏駅南口から徒歩3分)
◆入場無料
ご興味のある方は、是非ともお立ち寄り下さい。
展覧会の詳しい内容は、柏市教育委員会文化財課まで。→https://www.city.kashiwa.lg.jp/bunka/event/art_exhibition2024.html
2024年08月06日
【事業概要】
国の伝統工芸品に指定されている「甲州水晶貴石細工」は、現在では、山梨を支える主要産業に成長した。水晶は先史時代から現代まで様々な道具に利用され、水晶文化を形成を形成している。本事業では、水晶文化の歴史を明らかにするとともに伝統工芸技術の価値を明確化する。
また、この事業の申請者である金井拓人先生が活動されている帝京大学やまなし伝統工芸館では、小さいお子様から大人まで伝統文化を楽しく学べる様々な展示や体験学習を行っています。詳しくは、帝京大学やまなし伝統工芸館HPをご覧下さい。
→https://www.teikyo.jp/crafts-yamanashi/
2024年08月05日
450年の歴史と伝統のある三次鵜飼は、一度も絶えることがなく続けられていますが、活動を継続するにあたり、鵜籠や吐き籠などの備品などを製作する職人が減少し、その技術継承も危ぶまれ、三好鵜飼伝統文化の維持が困難になりつつあります。本事業は、鵜飼の備品道具類の整備を行い、三好鵜飼の維持発展、鵜匠制度の保存と継承を目的としています。
広島県無形民俗文化財「三次鵜飼の民俗技術」についての資料はこちら→https://www.city.miyoshi.hiroshima.jp/uploaded/attachment/13487.pdf
また、今年は、9月10日まで、鵜飼が行われます。詳しくは三次市観光協会HPをご参照下さい。
→https://www.miyoshi-dmo.jp/miyoshi-ukai-lp/
2024年08月05日
令和6年度助成事業について6件の採択を行いました。助成先は、下記の通り。事業の詳しい内容は、順次、お知らせいたします。
1.大日堂舞楽の祭具新規事業(秋田県鹿角市)
2.南津島の民俗芸能に関する伝承基盤整備事業(福島県福島市)
3.甲州水晶貴石細工に伝わる水晶加工技術の調査研究と「玉摺り」技術の再現(山梨県笛吹市)
4.明治・大正期の友禅裂資料群の修理と近代友禅文化の継承事業(京都府京都市)
5.三次鵜飼伝統文化振興(広島県三次市)
6.球磨神楽伝承・活用事業(熊本県人吉市)
事業概要については、後日、「顕彰と助成」頁にて掲載いたします。
https://www.polaculture.or.jp/promotion/jyoseipast.html
※現在は、令和5年度助成事業を掲載。
2024年07月24日
この度、選定保存技術の保存団体の追加認定として第38回伝統文化ポーラ賞地域賞(2018年)をご受賞された「特定非営利活動法人 丹波漆」様が、選定保存技術の保存団体として追加認定されました。弊財団も引き続き、丹波漆様の活動を応援してまいります。
https://www.polaculture.or.jp/promotion/year.html
2024年07月22日
文化審議会は、重要無形文化財保持者(人間国宝)に8名の認定を行いました。
今回の答申も8名中、伝統文化ポーラ賞ご受賞者が2名いらっしゃいます。
●新垣 幸子(あらがき さちこ)先生: 宮古上布の制作・振興(第32回(2012年)伝統文化ポーラ賞 地域賞)
●西 勝廣(西 かつひろ)先生:沈金の伝承・制作(第40回(2020年)伝統文化ポーラ賞 優秀賞)
文化庁の報道資料をご覧下さい。↓
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/94083201.html
また、選定保存技術の選定及び保持者の認定では、
●木戸口 武夫(きどぐち たけお)先生:研炭の製造・伝承(第42回2022年 伝統文化ポーラ賞 地域賞)が認定されました。
文化庁の報道資料をご覧下さい。↓
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/94083202.html