2025年09月18日
帝京大学文化財研究所「水晶利用の歴史展開を探る」研究会に参加いたしました。
9月13日(土)に、帝京大学文化財研究所が主催する研究会「水晶利用の歴史的展開を探る」に参加させていただきました。昨年の当財団助成事業「甲州水晶石細工に伝わる水晶加工技術の調査研究と玉摺り技術の再現」の成果を含む発表会となります。会場は、山梨県笛吹市にある帝京大学文化財研究所で、帝京大学学長様はじめ大学関係者、文化庁や水晶に由来する関係者や地元関係者のみなさまが多数集まりました。
水晶利用の歴史と加工技術の変遷を学び、更に、古代から古墳時代まで、幕末から明治初期、そして現代の水晶の活用に至るまでを4人専門の方々から詳しく学ばせていただきました。水晶が、石器~装身具・飾太刀~仏像の玉眼、そして水晶レンズ、ジュエリーや甲州水晶貴石細工へと様々に利用された歴史。それに合わせた水晶加工技術・道具の変遷を知ることができてとても有意義な研究会となりました。こうした研究へ私どもの助成も役立たせていただいていることをうれしく思います。
これからも甲州水晶石細工の継承と振興を応援してまいりたいと考えます。今回の研究会に参加させていただきましてありがとうございました。