2012年12月25日
主催 渋谷区文化総合センター大和田
協賛 公益財団法人 ポーラ伝統文化振興財団
2012伝承ホール寺子屋 学習プログラム 後期第1回
『狂言ワークショップ』 開催レポート
12月9日(日)、渋谷区文化総合センター大和田にて、
『狂言』をテーマに、当財団の記録映画上映「狂言・野村万蔵-技とこころ」と、
参加型講座-狂言ワークショップを開催しました!
このワークショップは、渋谷区文化総合センター大和田の
『伝承ホール寺子屋』という学習プログラムに、
当財団が協賛というかたちで行ったイベントです。
今回の参加者は渋谷区在住・在勤・在学で、
学習プログラムである「2012 伝承ホール寺子屋」へ応募した
ジュニア(小学生)・シニアクラス(高校生以上)の皆さんです。
当日は、渋谷区文化総合センター大和田の多目的アリーナという体育館のような広い会場でしたが、
100名弱の参加者が集まり、小学生のお子さん方の元気な声が会場に響いていました!
14:30、狂言ワークショップが始まりました。
司会進行は伝承ホール寺子屋プロデューサーである鈴木英一先生です。
お子さんにも分かりやすく、狂言の歴史や本日行うワークショップについて、
教えてくださいました。
そして、当財団理事長紹介、挨拶があり、
今回講師を引き受けて下さいました、田口和夫先生のご紹介がありました。
田口和夫先生(文教大学名誉教授)は、狂言研究の第一人者であり、
そして狂言を演じる、演者としても大変有名な方です。
また、このワークショップで上映する、狂言の映画作品、
「狂言・野村万蔵-技とこころ」の監修として、映画のシナリオにも深く関わって頂きました。
・・・ 映画上映 20分 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まずは映画の上映です。
この作品は50分の映画ですが、まずは、前半20分を鑑賞します。
映画のシーンで幼い野村太一郎くんが野村万蔵さんにお稽古で
叱られている場面があるのですが、そこまでの上映です。
・・・ ワークショップ のはじまり ・・・・・・・・・・・・
田口先生「・・・・・・映画で叱られている場面がありましたが、
まずはご挨拶から致しましょう!よろしくお願いします」
参加者 「よろしくお願いします m(..)m 」
小学生のお子さんも正座できちんとご挨拶。
①構えや歩み
ホールに原寸大の能舞台をテープで囲み、
そこを参加者の皆さんで、田口先生の姿をまねて歩いてみます。
④感情表現
泣く
ここでは2人1組になって狂言のセリフを参加者に覚えてもらい、
何組か皆さんの前で演じてもらいました。
・・・ 映画上映 30分 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最初に鑑賞していた場所よりスクリーンの前、
特にお子さんが興味を持って映画を鑑賞して下さっているようです。
・・・ 再び ワークショップ ・・・・・・・・・・・・
上映映画には「菌(くさびら)」という狂言のシーンがでてきます。
そこに出てくる「キノコ」の動きを皆さんで一緒に「ボーロン、ボロン」
皆さんの楽しんで伝統芸能「狂言」に親しんでくれていたようです。
アンケートには、
「キノコのまねが辛かった?!」
「足腰を強くしたい」
「映画の中の狂言に使うお面が怖かった」
などなど、
ジュニアクラスのお子さんの感性豊かな感想が沢山ありました。
・・・ 最後に ・・・・・・・・・・・・
今回初めて行いましたこの協賛イベントは、
渋谷区文化総合センター大和田の皆さまをはじめ、
伝承ホール寺子屋プロデューサーの鈴木英一先生、
講師を引き受けて下さいました、田口和夫先生、皆さまからの
当財団普及活動へのご理解とご協力により実現いたしました。
ありがとうございました!
将来を担う若い世代、地域の方々に日本の誇れる伝統文化を
少しでも身近なものとなるよう、今後も取り組んでいきたいと思っています。
※個人、団体への映画(DVD,VHS,16mm)の無料貸出もぜひご利用下さい。
(無料でのお貸出しには規定がございます)
http://www.polaculture.or.jp/movie/list.html
【 三jome 】