文字サイズ

  • 大
  • 中
  • 小

ここからコンテンツ情報

バックナンバー

2017年08月22日

【11/1公演協力】2017伝承ホール寺子屋 古典の日スペシャル「やしょめ寄席」 (渋谷区)
3715_001




















日時:  2017年 11月1 日(水)
           午後 7 時 00分開演(午後6時30分開場)
場所: 文化総合セ ンター大和田 6階 伝承ホール
出演:  物真似/江戸屋まねき猫、落語/柳亭こみち(トリ)、太神楽/鏡味味千代、講談/一龍斎貞鏡 
司会進行: 鈴木英一(伝承ホール寺子屋プロデューサー)
費用: 全席指定:2,500 [税込]
申込み: 9/1(金)10:00より渋谷文化総合センター大和田(3F)ホール事務室
             チケットぴあ(Pコード480-315)にて販売開始
※渋谷区民先行優待販売あり
 全席指定: 1,000円 [税込] 8/11(金祝)から窓口直接販売
         なくなり次第販売終了。区内在住、在勤、在学を証明できるものを持参。
問合せ 文化総合センター大和田3階ホール事務室
      TEL.03-3464-3252(10:00~19:00)

※公式ページはこちら
※チラシリンクはこちら

2017年08月14日

 平成29年度、第37回『伝統文化ポーラ賞』の受賞者を決定いたしました。
今年は優秀賞2件、奨励賞1件、地域賞5件、合計8件を表彰いたします。
 伝統文化ポーラ賞は、伝統文化の世界で活躍が期待できる個人や団体を顕彰し、
その取り組みを奨励するもので、昭和56年(1981)の第1回から今年で延べ303名の
受賞者の方が受賞されることになります。
 贈呈式は、10月24日(火)、グランドプリンスホテル高輪にて執り行う予定です。


◆伝統文化ポーラ賞 優秀賞

色絵磁器の制作        前田 正博    (神奈川県)
歌舞伎竹本の伝承       竹本 葵太夫  (東京都)
 

◆伝統文化ポーラ賞 奨励賞

白磁の制作      和田 的  (千葉県)

◆伝統文化ポーラ賞 地域賞

<北海道・東北>
檜枝岐歌舞伎の保存・伝承          千葉之家花駒座  (福島県)
 
<関東>
茶綿を用いた伝統染織の制作・伝承    日下田 正  (栃木県)
鶴見の田祭りの保存・伝承          鶴見田祭り保存会  (神奈川県) 
 
<近畿>
奈良の伝統芸能の調査・研究             NPO法人奈良芸能文化協会  (奈良県)
 
<九州・沖縄>
南風原花織の保存・伝承                 琉球絣事業協同組合  (沖縄県)

                                              ※ 敬称略

※過去の伝統文化ポーラ賞受賞者はこちら
http://www.polaculture.or.jp/promotion/year.html

平成29年度第37回伝統文化ポーラ賞リリースをダウンロード

2017年08月04日

               夏季休業のお知らせ

拝啓 時下ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。

 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 さて、弊財団は8月10日(木)~8月16日(水)まで夏季休業とさせていただきます。
 
お客様にはご不便をおかけ致しますが、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

 今後とも変わらぬご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。 
                                                   敬具


2017年08月28日

《開催報告》8/20(日)「江戸からかみ体験ワークショップ&実演」(東京都江戸東京博物館)

8月20日(日)、江戸東京博物館常設展示室5階ミュージアム・ラボで、
ワークショップ「江戸時代の版木で、自分だけの江戸からかみを摺ってみよう!」と、
唐紙師(からかみし)の小泉幸雄さんによる江戸からかみの実演を実施いたしました。

■ワークショップ「江戸時代の版木で、自分だけの江戸からかみを摺ってみよう!」
  01ワークショップは午前と午後に1回ずつ開
催し、小泉幸雄さんとご子息の小泉哲推
(あきお)さんの手ほどきで、ご参加の皆さ
まに江戸からかみの木版手摺り(もくはん
てずり)の体験をしていただきました。併せ
て、江戸からかみ作品の鑑賞と歴史や道
具についての解説を行いました。

 

  
02 最初に、小泉幸雄さんに、江戸からかみの
襖紙(ふすまがみ)の木版摺りのお手本を見
せていただきました。
 全体に模様が広がる襖紙は、5回に分けて
木版摺りを行います。その際に少しも模様が
ずれないようにすること、模様に色ムラが出な
いようにするのが職人の腕の見せ所だそうです。

※写真は、顔料を塗った篩(ふるい)で、版
木に顔料を置いているところ。

摺り実演 小泉さんが手摺りで狂いなく、手早く、
美しい模様を紙に写し取っていく様子を、
参加者の皆さまは熱心にご覧になってい
ました。

※写真は、顔料を置いた版木に、紙を乗せ
て、紙の上から手で摺り、紙に模様を写しと
っているところ。


 03 匠の技にふれた後は、いよいよ自分の手
で挑戦する番です。小泉幸雄さん、哲推さ
んの細やかなご指導のもと、好きな模様の
版木を選んで、自分だけの江戸からかみを
摺っていただきました。

 ※写真は、小泉哲推さんから、篩に刷毛で
顔料を塗るのを教わっているところ。



摺り体験2 参加者の皆さまは戸惑いながらも、真剣
な面持ちで初めての木版摺りに取り組み、
摺り上がった江戸からかみを見て満足そう
な笑顔になられるのが印象的でした。

※写真は、小泉幸雄さんから、手摺りのコ
ツを教わっているところ。



体験住宅での解説 体験と同時進行で、隣接する体験住宅で
は、江戸からかみ協同組合の伴直道さんと
一緒に、江戸からかみ作品を見て、江戸か
らかみの歴史や、江戸からかみ作りの材料
・道具などについて勉強しました。

 参加者の皆さまは、お配りしたワークシー
トを使って熱心にメモを取り、興味津々の様
子で沢山の質問をなさっていました。

  1時間半にわたるワークショップで、制作工程や歴史、唐紙師の仕事に至るまで、
幅広く江戸からかみの伝統を学んでいただきました。仕上がった自分だけの江戸か
らかみ2枚もお持ち帰りいただき、参加者の皆さまに喜んでいただくことができました。


■小泉幸雄さんによる江戸からかみの実演  
無題 同日13時から14時には、小泉幸雄さんに
よる江戸からかみの実演も行いました。
 襖紙1枚を刷り上げる工程をご披露いただ
いた他、地紙に刷毛で色のグラデーションを
付ける「ぼかし染」や、櫛引き(くしびき)した
刷毛で細い縞模様を作る「丁子引き(ちょうじ
びき)」も見せていただきました。

※写真は、ぼかし染をしているところ。 

05 小泉さんの手で、真っ白な紙が彩られ、華
麗な模様が生み出されていく様子を、大勢の
お客さまが身を乗り出して、食い入るように
ご覧になっておられました。

※写真は、丁子引きをしているところ。
 




 ■----------------------■

 06 襖紙や壁紙、屏風や小物、書をしたためる
料紙など、人々の暮らしを豊かに彩ってきた
江戸からかみの伝統。今回の催しを通じて、
少しでも多くの方にその魅力がお伝えできて
いましたら幸いです。

 長時間にわたって、貴重な体験の機会を下
さいました小泉幸雄さん、哲推さん、どうもあ
りがとうございました。

 

 

 
※唐紙師 小泉幸雄さんプロフィール
07 昭和22年、東京生まれ。「江戸の名工」とい
われた幕末の唐紙師・小泉七五郎(しちごろ
う)から始まる江戸唐紙師の系譜を継ぎ、七
五郎の孫である小泉源次郎が創業した「唐
源(からげん)」の三代目を継承。平成13年に
経済産業大臣認定伝統工芸士、平成14年に
東京都知事認定伝統工芸士。
 関東大震災・戦災で膨大な量を失った江戸・
東京の版木の保存に尽力するなど、江戸からか
みの伝統継承に精力的に活動。江戸からかみ協同組合として第26回伝統文化ポーラ賞地域賞受賞。
 平成22年には「東京都優秀技能者(東京マイスター)知事賞」を受賞。小泉さんによる手摺りの江戸から
かみは、美術工芸品や建造物などの文化財の保存に欠かせない材料となっており、平成29年に国選定保
存技術「唐紙製作」の保持者に認定されることが決定した。


※本企画主催:東京都江戸東京博物館 公式ページ
※本企画協力:江戸からかみ協同組合 公式ページ
※特別協力:公益財団法人ポーラ伝統文化振興財団
  (江戸からかみ協同組合は、第26回伝統文化ポーラ賞地域賞の受賞者です)

2017年08月25日

山形県米沢市で2017年8月5日に行われた、公益財団法人 ポーラ伝統文化振興財団共催の
「第30回 農村文化ゼミナール」が終了いたしました。
このゼミナールは、公益財団法人農村文化研究所が主催でおこなっているもので、
人々の生活の中での祭りや信仰、モノ作りについて有識者から学ぶ集まりです。第30回目は、記念公演として、「人づくり まちづくり」をテーマにし、開催されました。
その中で、「日本のモノづくり」の紹介として、弊財団の記録映画、
『手の匠‐日本文化をうみだすもの‐』の上映がなされました。
約80名の来場者は、始終目をスクリーンに釘付けにし、工芸作家や縁者たちが、
「日本の美」を生み出す瞬間を楽しみながら鑑賞する様子が見受けられました。
ある来場者は、

「工芸品が好きでよく美術館に見に行く。これまでは完成しているものしか見たことが無かったが、
映画を見て、あーこういう風に作ってるんだな、とか作家の気持ちとかが分かった。
これからは(美術館などに)行ったとき、違う視点でみられそう。」

などと感想を伝えてくださいました。

 

IMG_3058[1]

米沢では、2017年12月10日に、伝統技法である「原方刺し子」の体験ワークッショップも行います。
詳細については近日公開予定ですので、どうぞお楽しみに。

遠藤きよ子氏

原方刺し子・・・武士の妻たちが、貧しさの中で布に糸を刺すことで、丈夫に長持ちするようにと刺し子を施したことが始まりです。家禄を失い、田畑を開墾しながらも武士としての気概だけは忘れない!「上杉藩下級武士の妻たちが狂ったような貧しさに居直り、士族の誇りを失わずに身構えた執念の業」それが原方刺し子です。  


ここからサブコンテンツメニュー


  • ページトップへ戻る