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2012年10月31日

【公開講座ご案内】早稲田大学公開講座 きもの学に築城則子さん講師で登場

 「きもの学・東京」は、早稲田大学にて2007年度より開講しており、
今年で6年目。きものと、きもの文化にまつわる染織の世界を通して、
きもの文化に関心を持っていただくことを目的に、様々な分野の講師が
招かれて講義をする講座です。小倉織の歴史と復元、再生の物語と、
縞というデザインから着物(和装)を考えていく築城則子さんの講座が、
11月22日(木)に行われます。一般の方も下記への申込みの先着順で、
受講できます。

※早稲田大学公開講座へは申込みが必要です。
  下記のURLで詳細を必ずご確認ください。 
 ・日時 2012年11月22日(木)13:00~14:30(お申込み締切日2012年11月8日(消印有効))
 ・場所 早稲田大学 大隈講堂
※早稲田大学公開講座お申込み先及び
 お問い合わせ先の全日本きもの振興会様詳細はコチラ
 http://www.kimono-net.or.jp/study/tokyo/index.html#apply

◎築城則子さんは、第25回伝統文化ポーラ賞優秀賞受賞者(2005年)です。
  http://www.polaculture.or.jp/promotion/year.html

2012年10月31日

第32回伝統文化ポーラ賞贈呈式 開催報告

 去る平成24年10月10日(水)、第32回伝統文化ポーラ賞の贈呈式を
ANAインターコンチネンタルホテル東京にて執り行いました。
今年は、全国から選ばれた優秀賞2件、奨励賞2件、地域賞5件の
合計9件が受賞されました。
32回贈呈式写真_001













第1部の贈呈式では弊財団 佐野文比古理事長の主催者挨拶、
三隅治雄選考委員長による選考経過報告に続いて、受賞者紹介の
映像上映と賞贈呈、受賞者を代表して優秀賞の山下義人さんに
ご挨拶いただきました。
32回贈呈式写真_005

 

 

 

 

 



第2部の受賞記念の催しでは、芸能部門の受賞者の実演や映像による
紹介をご覧いただきました。
人形浄瑠璃文楽人形の伝承・振興で優秀賞を受賞された吉田玉女さんの
演技披露と、柳川三味線の伝承・振興で奨励賞を受賞された林美音子さん
の演技披露で華やかな舞台となりました。
32回贈呈式写真_012DSC_0468

また会場に設けられた展示コーナーでは、工芸部門の受賞者のこれまでの作品、
道具類が展示され、多くの列席者の皆さまに観賞いただきました。

なお受賞者の詳細につきましては、以下のページをご覧ください。
http://www.polaculture.or.jp/promotion/current.html

                                                            以上

                                                                                                    (iida)

2012年10月24日


◇*◆*◇*◆*◇  あま市七宝焼アートビレッジ 
                      伝統文化映画会のご案内 ◆*◇*◆*◇*◆*

愛知県のあま市七宝焼アートビレッジにて、伝統文化映画会を開催します。
あま市七宝焼アートビレッジでは、当財団制作の記録映画を定期的に
上映いただいております。ぜひご参加ください!

 
○日時:2012年11月3日(土)、4日(日)
      午前11時~、午後2時~の各日2回上映
 
○場所:交流工房

○入場:無料

○お申込: http://www.shippoyaki.jp/event.html

○アクセス、詳細、お問い合わせ⇒ あま市七宝焼アートビレッジ

○上映映画:  『加賀象嵌 中川衛 美の世界 -新たな伝統を創る-』

加賀象嵌 中川衛 美の世界-新たな伝統を創る-

 


        

 

 

 

 

 

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆ 『加賀象嵌 中川衛 美の世界 -新たな伝統を創る-』
  2011年、㈱毎日映画社製作/監督:黒崎洋一(カラー39分)

  優秀映像教材選奨 最優秀作品賞・文部科学大臣賞
  映文連アワード2011 ソーシャルコミュニケーション部門・部門優秀賞
  
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

平成16年、戦後生まれで初の重要無形文化財「彫金」保持者に認定された
加賀象嵌の第一人者、中川衛氏。

伝統的な技法を礎に、金属を幾重にも重ねて精緻な美を生み出す
‘重ね象嵌’の技術を発展させた。

革新的で叙情性あふれる作品は新しい風となって現代人に感動と癒しを与え、
新たな伝統を創る「中川 衛 美の世界」。


本作は作品が出来上がるまでの工程を追いながら、
加賀象嵌のデザインと技術に投影される氏の生き様を描く。

 

 

【三jome】

2012年10月22日


o○*.。+o●*.。伝統文化シネマ 鑑賞会 開催のお知らせ +o●*+.。o○*.。


当財団では名古屋市で(財)名古屋市文化振興事業団との共催で当財団制作の
記録映画を定例にて上映しておりますが11月16日に緑文化小劇場にて上映会を
開催いたします。是非お越し下さい。

 

○日   時: 平成24年11月16日(金)14:00上映(13:45開場)

○会   場: 緑文化小劇場 TEL 052-879-6006

○料   金:  無料(当日先着順・定員446名・全自由席)
※未就学児のご入場はご遠慮ください。

○詳細、アクセスは緑文化小劇場HPへ
http://www.bunka758.or.jp/scd13_top.html

 

○上 映 作 品


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆藤本能道の色絵磁器-釉描加彩-
 (1987年、㈱桜映画社製作/監督:村山正実(カラー33分)
  文部省特別選定、優秀映画鑑賞会推薦

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


重要無形文化財保持者の藤本能道は、色絵磁器の第一人者である。
「試行錯誤の不連続線」と自ら語るように、彼の創作活動は模索と
探求の連続であった。そのような活動のなかで「釉描加彩」と名づけた
新しい技法が生まれたのは、65歳を過ぎてからであった。

複雑微妙な色調、立体感、奥行きの表現など新しい色絵磁器の世界を
可能にした彼の表現技法は、中国明時代に完成されたといわれる
伝統的技法に画期的な新局面を開いた。


□■□■
当財団収蔵作品 藤本能道 
【草白釉 釉描 色絵金彩 木乃葉ずく 四角筥】
【草白釉 釉描 色絵金彩 蓮池五位鷺之図 八角大皿】

http://www.polaculture.or.jp/gallery/gallery.html#tab02Cont

 

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆人形作家 秋山信子-心やすらぐ人形を-
 (2001年、㈱桜映画社製作/監督:村山正実(カラー38分)
  文化庁優秀映画賞、優秀映画鑑賞会特別推薦

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

愛らしさの中に内面的な深さと芯の強さを感じさせる秋山信子さんの作品。
そうした人形制作の動機は一体何なのだろうか。
映画は、地元・大阪の河内長野市に伝わる獅子舞をテーマとした秋山さんの
制作過程を中心に展開される。技術的な制作工程はもちろんだが、
秋山さんの人形制作にかける情熱、深い思いなど、人間的魅力をもよく伝えている。

 

 
□■□■
当財団収蔵作品 秋山信子 
【桐塑人形「豊穣」】
【桐塑人形「月明の磯」】

http://www.polaculture.or.jp/gallery/gallery.html#tab02Cont


 
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
個人、団体への映画(DVD,VHS,16mm)の無料貸出もぜひご利用下さい。
(無料でのお貸出しには規定がございます)
http://www.polaculture.or.jp/movie/list.html

 

【三JOME】

2012年10月22日

┏┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏┏┏┏  H24年度助成事業報告 新上川岸区人形修復事業 
                       (千葉県香取市 新上川岸区)
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

国指定重要無形民俗文化財 「佐原の大祭」秋祭り開催!
修復された「新上川岸区」の山車・牛天神も巡行。

事故により破損していた飾り物の一部「菅原道真像」頭部が地元地区の皆さんの
熱意とご努力で以前と同様に修復され(当財団一部助成)、10月13日、14日佐原の地区を廻りました。

修復は、江戸時代から伝えられ、永い歴史を経てきた風合いを残し、さらに今後も長きにわたって
安定的に活用・保存されることや曳き廻しの際の振動に耐えうることなどを考慮し、素材料、方法などを
慎重に選定し実施されました。

 

出来映えは他の山車関係者も「以前と全く変わらない」と声を揃えるほど。
山車・牛天神は伝統と歴史を漂わせ、秋晴れの中を佐原囃子にのって進みました。

 

写真① 「修復なった道真像」

①clip_image002

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真② 「国指定重要伝統的建造物郡保存地区」を進む山車

②clip_image002
  

 

 

 

 

 

 

 

写真③ 「14台の山車の集合場所へ」

③clip_image002

 

 

 


   

 

 

 

 

写真④ 地元「新上川岸区」での晴れ姿。

④clip_image002


       

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2012年10月19日

╋━◇ 島根県 市山大元神楽 開催のご案内━◇━━━━━━━━━━━━━╋

6年(数え7年)に一度実施される
国指定重要無形文化財 市山大元神楽(島根県江津市桜江町市山) 
本年11月開催!

 

Kagura1 

 

 

 

 

 

 

 

① 大元神楽は桜江町中心に各地で行われているが、「神懸り神事」の実施を前提とした
  大元神楽を執行しているのは市山地区のみで伝承地帯では唯一無二の存在。

 

神楽前文1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

② 平成24年11月17日(土)~18日(日)にかけ、夜を徹して行われます。
  今年度次第(仮) 

次第

 

 

 

 

 

 

 

 

 
歴史を重ね、受継がれてきた「神楽と神事の融合祭典」市山大元神楽。
この貴重な機会を逃さずぜひ見学にお出かけください。


参照 リンク先(市山神友会) http://kagura.justhpbs.jp/



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

当財団は平成19年、市山大元神楽伝承のため衣裳等の整備に一部助成をいたしました。

 

 

 

助成製作品例演目「弓八幡」鬼上者 前景

 

 

 

 

助成製作品例演目「弓八幡」鬼上者 前景

 

助成製作品例演目「弓八幡」鬼上者 後景

 

 

 




助成製作品例演目「弓八幡」鬼上者 後景

 

助成製作品例演目「磐戸」鈿女 天冠

 

 

 

 


助成製作品例演目「磐戸」鈿女 天冠

 


2012年10月31日

【和をつなぐメッセージ】第3回 伊那人形芝居保存協議会 さん

伝統文化を未来へつなぐお仕事をなさっている方々は、
どのようなことを考えていらっしゃるのでしょうか。
これからの伝統文化を担うため、さまざまな分野で
ご活躍の方々に、等身大のご意見を伺うFive Questions。
和をつなぐメッセージを季刊でみなさまへお届けします。

第3回は、伊那人形芝居保存協議会 柴登巳夫会長さんからの
和をつなぐメッセージをお届けします。

<プロフィール>
  伊那人形芝居保存協議会
  1984年 伊那人形芝居保存協議会 設立
  この協議会は、伊那の谷に残り伝えた4つの人形座
   (黒田人形・今田人形・早稲田人形・古田人形)が
    1つの組織になり活動。1年に1回、4座が一同に会し、
  合同発表会を実施、研鑽。
  近年は、中学生のクラブも2校ずつ加わり発表し、
  若い後継者と共に活発に活動している。

[主な受賞歴等]
 1974年「下黒田の舞台」重要有形民俗文化財指定
 1975年「伊那の人形芝居」記録作成等の措置を構ずべき無形の民俗文化財指定
 2002年 伝統文化ポーラ賞地域賞
 2010年 ポーラ伝統文化振興財団記録映画 第46作
     「伊那人形芝居-明日へつなぐ伝承のチカラ」完成

伊那人形芝居保存協議会さんへのFive Questions
①最近のお仕事で印象に残っていること。

一昨年の第28回の伊那人形芝居の合同発表会に文化庁及び、
長野県の担当者が出席くださり、見ていただきました。
このことは協議会の具体的な活動状況を知っていただき、深く
ご理解いただく良い機会となりました。

伊那人形芝居保存協議会4

伊那人形芝居保存協議会1

◎写真 四座公演 右:飯田市立竜峡中学校 / 左:阿南町立阿南第一中学校 

②協議会の設立は、いつごろ、どのようなきっかけでしたか。
 
昭和50年(1975)代に入り、伊那谷に残っていた人形座は、共通の問題を
かかえていました。それは若い後継者が少なく、存続が難しい状態に追い込まれ
ていました。
特に、浄瑠璃を語る太夫と三味線を弾く人がいなくなってしまう危機に直面して
いました。
この状況を何とかしなければということで、日下部新一先生(郷土史家 1906~2001)
の呼びかけにより、4つの人形座が一同に会し、話合いの機会を持ちました。これが
同会の設立のきっかけとなりました。
同会の合同発表会も今年で30回となります。

③座右の銘は。
 
継続こそ力なり。

④伝統文化を未来につなぐために、いま、どのようなことをなさっていますか。
 
若い後継者の育成。
伊那人形芝居保存協議会は、4つの中学校と2つの小学校のクラブ指導
にあたっています。30年以上も続いています。これにより、若い後継者が
育ち始めました。
また、社会に対し、広く理解していただき、応援を働きかけることも大切なこと
と思っています。
伊那人形芝居保存協議会2伊那人形芝居保存協議会3











◎写真 右:三味線研修 / 左:義太夫研修

⑤和をつなぐメッセージリレー
伝統文化の様々な分野の方が「つなぐ」をキーワードに、リレー形式で質問を
つないでいきます。

☆第三回は、前回掲載の鶴澤藤蔵さん(人形浄瑠璃文楽三味線)から
伊那人形芝居保存協議会さんへのご質問。

現在文楽では隔年研修生を募集しています。文楽を見たことのない人も応募してきます。
特に語りや三味線は子供の頃から親しんでいないのでなかなか習得できないようです。
伊那では人形に関しては子供の頃から馴染んでおられるでしょうが、語りや三味線に
興味のある人はいますか?

☆伊那人形芝居保存協議会さんからのご回答。
伊那人形芝居では、2つの小学校、4つの中学校にクラブ学習を続けています。
その中から語りや、三味線に興味を持つ子供が出てくるのを待っているところですが、
なかなか出てきません。
語りや三味線にも挑戦する児童を待つのではなく、積極的に働きかけ、一緒に稽古する
機会を見出すよう、考えていきたいと思っています。


◎伊那人形芝居保存協議会さんは、第22回伝統文化ポーラ賞受賞者(2002年)です。
http://www.polaculture.or.jp/promotion/year.html

2012年10月31日

第32回 伝統文化ポーラ賞奨励賞受賞記念
林美音子 地歌リサイタル

 10月28日(日)昼過ぎまで降っていた雨も止み、
秋深まる京都府立府民ホール・ALTIで行われました林美音子さん 
地歌リサイタルへ行ってきました。
 
 林美音子さんは、柳川三味線の伝承・振興で平成24年度 
第32回伝統文化ポーラ賞奨励賞を受賞され、今般受賞記念リサイタルが
催されました。
 ロビーでは、ポーラ賞の賞牌・賞状が展示され、観客の皆さんがご覧に
なっていました。

 演目は「残月」、「たぬき」、「雪」の3曲で、演目「雪」にて
京舞井上流五世家元井上八千代師との夢の共演が実現いたしました。

 最初の演目「残月」は、林 美音子さんとお母様の林 美恵子さんとの
共演で、京都でのみ伝承される希少な「柳川三味線」の音色を楽しみました。

 二つ目の演目「たぬき」は美音子さんの独演で、地歌と柳川三味線の絶妙な
組み合わせが素晴らしかったです。

 最後の演目「雪」は、美音子さんの三味線、美恵子さんの箏に、伝統的な
座敷舞のスタイルで井上八千代師の京舞を見させてもらいました。

 日本の古都、京都ならではの受賞記念リサイタルが、盛会のうちに幕が下りました。

◎林美音子地歌リサイタルチラシ
公演チラシomote公演チラシura





















※林美音子さんは、第32回伝統文化ポーラ賞奨励賞受賞者です。
                                                           以上
                                                           (iida)


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